スポンティーニ:「仮面をつけた駆け落ち」

20-72648
  • 発売中
  • アーティスト:コッラード・ロヴァリス
  • レーベル:EURO ARTS
  • 品番:20-72648
  • ジャンル:クラシック
  • 価格:オープン価格
  • 形態:DVD

  • 録音情報など:リージョン:ALL NTSC 16:9
    PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1
    字幕:伊英独仏
  • 収録時間:145分

若き日のスポンティーニの愉快なオペラ「仮面をつけた駆け落ち」
イェージのペルゴレージ・スポンティーニ・フェスティヴァルでの復活上演
もちろん世界初収録!!

収録曲

スポンティーニ:「仮面をつけた駆け落ち」

ルース・ロジク(S エレナ)
カテリーナ・ディ・トンノ(S オリンピア)
アレッサンドラ・マリアネッリ(S コラッリーナ)
クレメンテ・ダリオッティ(Br ナルドゥッロ)
フィリッポ・モラーチェ(Bs マルズッコ)
アレッサンドロ・スピーナ(Bs ナスタージョ)
ディオニジ・ドストゥーニ(T ドラルボ)
コッラード・ロヴァリス(指揮)イ・ヴィルトゥオーシ・イタリアーニ
レオ・ムスカート(演出)
ベニト・レオノーリ(装置)
ジュージ・ジュスティーノ(衣装)
アレッサンドロ・ヴェラッツィ(照明)
収録:2012年8月、イェージ

★ガスパレ・スポンティーニ(1774―1851)と言えば、マリア・カラスがスカラ座で歌った「ヴェスタの巫女」を始め、パリやベルリンで豪華なオペラを発表して活躍したオペラ作曲家として知られています。しかしスポンティーニはパリ進出前の数年間はイタリアでのイタリアオペラでも活躍しており、しかもこの時期はオペラブッファを主として手掛けていました。「仮面をつけた駆け落ち」模糊のイタリア時代の1800―1801年のカーニヴァル・シーズンにナポリで初演された喜劇。当時はパイジェッロが大人気でそれをチマローザが追いかけている頃、ロッシーニはまだ少年でした。26歳のスポンティーニもプレ・ロッシーニのオペラブッファの様式に則っているものの、さすがは後にワーグナーからも崇められた大物、軽快な音楽の中にもあちこちでピリリとした才気を感じさせ、パリで大成功を収める資質を感じさせます。
歌手は比較的若い世代が中心になっています。エレナのルース・ロジクは、スペイン、カタルーニャ、バルセロナ生まれのソプラノ。バロックからモーツァルト、ロッシーニのオペラで活躍しており、今後益々の活躍が期待されている人です。オリンピアのカテリーナ・ディ・トンノは、近年モーツァルトのオペラの娘役で人気の高いソプラノ。大柄な体から発せられる豊かな声が魅力です。コラッリーナのアレッサンドラ・マリアネッリは、まだ20代の若い歌手ですが、この中で一番知名度が高いでしょう、彼女もモーツァルトやロッシーニを得意とし、またビゼー「カルメン」のミカエラやプッチーニ「ボエーム」のムゼッタなどでイタリア主要劇場で活躍しています。ナルドゥッロのクレメンテ・ダリオッティはここ数年活動を広げているイタリアのバリトン。2011年8月には、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでアルベルト・ゼッダの指揮した「セビリアの理髪師」に出演しています。マルズッコのフィリッポ・モラーチェはナポリ生まれのバス=バリトン。バッソブッフォとして既に人気の高い人。ドラルボのディオニジ・ドストゥーニは1979年、南イタリア、レッチェ近郊の生まれ。若手のバリトンとして期待されています。
指揮のコッラード・ロヴァリスは、ベルガモ生まれの中堅のイタリアオペラの指揮者。ロッシーニの指揮で評判を高め、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルには1997年、1998年、2012年と出演、日本では2004年に藤原歌劇団で「アルジェのイタリア女」を指揮して好評でした。2005年以来オペラ・フィラデルフィアの音楽監督を務めています。
演出のレオ・ムスカートは、2012年に名誉あるアッビアーティ賞の最優秀演出家を受賞したイタリアの演出家。この「仮面をつけた駆け落ち」では、伝統的な衣装を思い切り今風にデフォルメした衣装を用い、画家マルズッコを現代アートの旗手のようにしています。そして暖簾状の幕に映像を投射、これがたいへんな効果を上げています。単に212年ぶりの復活上演というだけではなく、現代の観客が楽しめる舞台に仕上がっています。

なお日本ではGaspare Spontini はガスパーレ・スポンティーニという表記が一般的ですが、イタリア語ではGaspareのアクセントはGaにあり、ガスパレ・スポンティーニです。

スポンティーニ「仮面をつけた駆け落ち」 簡単なあらすじ
第1幕
画家マルズッコの娘エレナは農夫ナルドゥッロと愛し合っているが、マルズッコは医師フィレルボを娘の結婚相手に決めていた。一方、エレナのいとこオリンピアはフィレルボに恋していた。実はこの医師フィレルボの正体はいかさま師ドラルボで、彼は以前コラッリーナという娘を誘惑して棄てていた。コラッリーナはマルズッコの絵のモデルとして家に出入りしており、ドラルボへの復讐の機会を窺っていた。マルズッコはコラッリーナ(彼女に彼は気がある)から、家の中で誰かが絵を一つ盗んだのを目撃したと告げる。もちろん盗人はドラルボだが、彼は盗んだオリンピアの絵をナルドゥッロの服に隠してしまう。それをマルズッコが見つけ、ナルドゥッロは盗人だと皆から非難される。何とか身の潔白を明かすナルドゥッロだが、エレナはナルドゥッロがオリンピアと愛し合っているのではないかと思い込み嫉妬する。
フィレルボ(ドラルボ)とコラッリーナは、偽の神託で皆を騙すことを計画する。偽の祭壇の後ろにドラルボが隠れて神託を与える予定だったが、彼は尻込みしてしまい、それをいいことにナルドゥッロが隠れて偽の神託を与える。曰く、ナルドゥッロは美しい娘と結婚、エレナは満足するが、マルズッコとドラルボは落胆する、というもの。一同の混乱で幕。
第2幕
フィレルボ(ドラルボ)はマルズッコに改めてエレナとの結婚を求める。それを陰で聞いたオリンピアはドラルボに正体を明かすよう求め、エレナをナルドゥッロに譲るよう告げる。一方コラッリーナはエレナがドラルボを拒んだことを非難、二人は激しい口論になる。フィレルボ(ドラルボ)はマルズッコからエレナとの結婚を書面で約束すると認めさせる。だがナルドゥッロも自分はエレナと婚約していると主張、困ったマルズッコは、フィレルボはエレナではなくオリンピアと婚約するばいいと言い出すが、これは反対に遭う。
マルズッコは「仮面をつけた駆け落ち」というカーニヴァルの祭を催すことにし、エレナとフィレルボはゴンドラの船頭姿で、オリンピアとナルドゥッロは庭師姿で参加する。だが二人の女は服を交換しており、エレナとナルドゥッロは二人で抜け出してしまう。ようやく気づいたドラルボは悔しがるが、運命を受け入れて喜びの輪に加わる。

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