BRITISH DELIGHT~イギリスのヴィオラ作品集

LDV-22

収録曲

BRITISH DELIGHT~イギリスのヴィオラ作品集

・レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ
・ジョン・ダウランド(1563-1626):「流れよ、私の涙」、「私の嘆きが人の心を動かせるなら」
・ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ラクリメ 作品48
・フランク・ブリッジ(1879-1941):沈思せる人、アレグロ・アパッショナート
・ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2012):ヴィオラ独奏のための詠唱
・レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):イギリス民謡による6つの習作
〔水上の楽しみ、スパーン・ポイント、ヴァン・ディーメンズ・ランド、
彼女は母親からいくらかお金を借りた、お嬢さんとドラゴン、ロンドン橋を歩いたら〕
・ヘンリー・パーセル(1659-1695)」束の間の音楽

アドリアン・ラ・マルカ(ヴィオラ)
トーマス・ホッペ(ピアノ)
録音:2015年4月/リエージュ・フィルハーモニー・ホール

★フランスの俊英ヴィオラ奏者、アドリアン・ラ・マルカによる事実上のデビュー盤の登場。ダウランドから20世紀音楽までのイギリス音楽を集めた1枚です。録音に際して自身を本番のコンサートの状況に置いたというラ・マルカ。録音会場のリエージュ・フィルハーモニー・ホールが、聴衆で埋め尽くされている様子を想像しながらレコーディングに臨んだといいます。「情熱」と「深み」に満ちたラ・マルカの世界を堪能する1枚です。
★プログラムの中で最も大規模な作品が、自身すぐれたヴィオラ奏者でもあった女性作曲家レベッカ・クラークのヴィオラ・ソナタ。ドビュッシーやラヴェルのフランス音楽、時にワーグナーを思い起こさせるようなきわめて多様な作品となっています。ほかにも2012年に他界したジョナサン・ハーヴェイや、ブリテンの師であるブリッジ作品など、興味深いプログラミング。
★アドリアン・ラ・マルカはフランス出身。2014年、「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク」よりソロ器楽奏者として最優秀新人賞を授与された。幼少期より音楽教育を受け、リールで行われた若手ヴィオラ奏者のためのフランス国立コンクールで第1位に輝く等、早くから高評価を獲得している。2008年、音楽塾「小澤征爾スイス国際アカデミー」より招かれ、創設者の小澤征爾はもとより、ロバート・マン、パメラ・フランク、今井信子、原田禎夫のもとで学んだ。パリ国立高等音楽院修士課程を修了後の2010年、同音楽院の博士課程(第3課程)に進み、ライプツィヒにてタチアナ・マスレンコにも師事した。現在はベルリンの由緒あるハンス・アイスラー音楽大学にて、タベア・ツィンマーマンのもとで研鑽を積んでいる。音楽祭への出演多数。また、室内楽でも、アドルフ・ブッシュへのオマージュとしてルノー・カプソンらと四重奏団を結成し、ヨーロッパの主要舞台で公演を行うなど活躍している。使用楽器は、ジルバー/ランパル財団より貸与されたジョヴァンニ・バティスタ・ガダニーニ。
ピアニストのトーマス・ホッペは、これまでにアメリカやヨーロッパで、パールマンやタベア・ツィンマーマンといった器楽奏者・歌手と共演を重ね、絶大な信頼を得ているピアニスト。パールマンのジュリアード音楽院でのクラスでは長年ピアニストを務めた。現在、ハンス・アイスラー音楽大学で後進の指導にあたっている。

◆レコード芸術 2016年3月号 特選盤

トピックス

アドリアン・ラ・マルカ公演情報~ピアノ:山本貴志
2016年3月4日(金) 第46回日経ミューズサロン ほか

[演奏予定曲目]
フランク・ブリッジ/アレグロ・アパッショナート 
フランク・ブリッジ/沈思せる人
加藤昌則/新作(題名未定)
ローベルト・シューマン/アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
レベッカ・クラーク/ヴィオラ・ソナタ
セルゲイ・プロコフィエフ/バレエ音楽『ロメオとジュリエット』作品64より
前奏曲、騎士たちの踊り、ジュリエットの死、マキューシオ

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