平野一郎:≪四季の四部作≫春 夏 秋 冬

WAONCD-330

歌唱、特殊発声、ボディ・パーカッション
による極限の「うた」
奏者の身体を依代として
巡る季節に鳴り響く万象の声を辿る旅

収録曲

平野一郎:≪四季の四部作≫春 夏 秋 冬

吉川真澄- 女声(無伴奏女声独唱)
録音:2017年4月25-28日、能楽堂 嘉祥閣(京都)
電流伝送型マイクロホン( ショップスMK2H 無指向性カプセル付き), 2015年
毛利忠晴(ピュアートレコーズ)設計製作(2016年改造)
電流伝送型マイクロホン用プリアンプ PT-CMP01, 2015年
毛利忠晴(ピュアートレコーズ)設計製作(2016年改造)
Recorder: TASCAM DA-3000
DSD to PCM converter: Weiss Sracon-DSD
[5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing]

★豊かな音場、演奏者の息遣いをとらえた優秀録音で人気のワオンレコードより、最新録音の登場。ソプラノ歌手、吉川真澄の委嘱による、平野一郎作曲の、無伴奏女声独唱のための≪四季の四部作≫―「春の歌」「夏の歌」「秋の歌」「冬の歌」です。奏者の身体をいわば依代【よりしろ】として、自然に満ちる声や音が、奏者の声やボディ・ランゲージなどで再現されていく、特殊発声やボディ・パーカッションを含む表現の可能性を極限まで追求する作品です。2015年、この作品の全曲初上演を軸とする〈DUO うたほぎリサイタル~春夏秋冬〉公演は、サントリー芸術財団より佐治敬三賞を受賞しました。
―「これらの作品は、季節の自然にみちる声音を特殊発声やボディ・ランゲージをも用いる無伴奏声楽曲としたものであるが、どの曲も原初への独創的な探求を踏まえており、太古の霊的な響きがいま呼び覚まされるような趣がある。吉川はその襞に深く入りこみ、巫女のようなひたむきさでその霊性を表現して、会場を一種宗教的な感動に包んだ。」(佐治敬三賞・贈賞理由)―
2017年4月、京都御所近くの能楽堂、嘉祥閣にてレコーディングが行われました。生演奏(舞台上演)が前提である、ボディ・ランゲージなども多用された作品が、ワオンレコードのすぐれた録音技術でどのようにとらえられているかも注目です。

◆レコード芸術 2018年4月号 特選盤

アーティスト情報

吉川真澄(声)
大阪、岸和田市生まれ。相愛大学音楽学部声楽専攻卒業。桐朋学園大学研究科声楽専攻修了。平成16年度文化庁国内芸術インターンシップ研修生。
2009年間宮芳生作曲オペラ「ポポイ」の世界初演(田中泯演出)の主役に抜擢され、新聞その他各誌で好評を得る。その後も2011年平野一郎作曲モノオペラ「邪宗門」、同「八幡大縁起」の世界初演を務めるほか、原田敬子、大場陽子、渡辺裕紀子を始めとする多くの作曲家の作品の世界初演を果たす。またジャン= クロード・リセ、ウンスク・チン、シルヴァーノ・ブソッティ、べアート・フラーを始めとする多くの作品の日本初演を務めるなど、現代音楽の分野で目覚ましく活躍している。2003年より佐藤紀雄(ギター)と〈DUO うたほぎ〉を、2009年より般若佳子(ヴィオラ)、菊地奈緒子(筝)と〈オトナリトリオ〉を結成。2011年作曲家、演奏家、美術家によるユニット〈音色工房〉に参加。2012–15年、詩人、ピアニストと委嘱初演を重ねる童謡ユニット〈KOHAKU(コハク)〉を結成し連続コンサート「歌われる詩たち」を企画、2015年作曲家平野一郎に女声独唱の為の《四季の四部作》を委嘱する等、極めて個性豊かな活動を展開している。これまでリリースしたCDとして、武満徹のポップソングを新進気鋭の作曲家達がギター伴奏に編曲した『POP SONG』、よく知られた日本の歌を〈DUO うたほぎ〉の為の編曲で収録した『うたほぎ vol.1&2』等がある。第7回松方音楽大賞受賞。
第7回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞(オペラ「ポポイ」公演に対して)。サントリー芸術財団第15回佐治敬三賞受賞。

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