マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
シビッラ・ルーベンス(S) イリス・フェルミリオン(Ms)
MDRライプツィヒ放送合唱団 ハワード・アルマン(合唱指揮)
サー・ロジャー・ノリントン(指) SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2006年7月 5 - 7日
シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
[レーベル:hanssler]
[商品番号:93 166](SACD Hybrid)
[発売時期:6月下旬予定]
かくも鮮烈な葬送行進曲と光明に転じるフィナーレとの見事なコントラスト。マーラーが狙った響きの再創造を掲げるノリントンと手兵シュトゥットガルト放送響によるシリーズに、初めて合唱つきの大曲「復活」が登場します。
“モーツァルトやモンテヴェルディとおなじように、マーラーも歴史を意識して演奏されるべき、つまりピリオド・アプローチが必要なのです”と力説するノリントン。ステージ上で第1、第2ヴァイオリンを左右に振り分け、コントラバスを背後一列に並べる特徴的な楽器配置。弦楽器をはじめとする徹底したノンヴィブラート奏法。いつしか“シュトゥットガルト・サウンド”と呼ばれるようになった、こうした意欲溢れる試みの結果、美しいハーモニーと透明感のある響きがもたらされ、個々のフレーズは引き立ち振幅の大きな表現が可能となりました。たとえば第2楽章アンダンテ・モデラート。前作第5番のアダージェットでも顕著だったように、どこまでも澄み渡る美しさはほかに例をみません。さらに驚くべきは、クリアなサウンドが大編成の管弦楽にコーラスの加わるフィナーレでもまったく変わることなく確保されていること。
従来のマーラー演奏とのギャップで賛否両論を巻き起こしている当シリーズ、このたびの「復活」も大いに話題になるのは間違いありません。
しかも今作はオケのみならず合唱を伴う内容にふさわしくSACDハイブリッド仕様。とくにマルチチャンネル再生時にはよりいっそう空間の拡がりと包み込まれるような音響を体感できるつくりであるのも大きな魅力といえるでしょう。なお、これまで同様にブックレットはノリントンによるまえがきを含めて日本語訳のついた仕様となっています。(担当:ソナス)
