
期待度無限大!大注目のシリーズ第2弾!
2007年5月最新ライヴ
レーベル:CSO・RESOUND
商品番号:CSOR 901704(通常盤CD)・CSOR 901706(SACDHybrid)
発売時期:10月下旬
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885年ハース原典版)
ベルナルド・ハイティンク(指)シカゴ交響楽団
録音:2007年5月10、11、12 & 15日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / エンジニア:クリストファー・ウィリス
アシスタント・エンジニア:ジョン・ニュートン
昨年10月の首席指揮者就任コンサートからほぼ7ヶ月ぶりにCSOに復帰した巨匠ハイティンク。マーラーの第3番(CSOR.901701)でここに華々しいスタートを切ったCSOリザウンド・シリーズ第2弾は、ことし5月に行なわれたブルックナーの第7番ライヴ。はたして新たなシェフとわれらがCSOとの結びつきがどれほどのものかと高い関心を集め、今シーズン前半最大の目玉となったプログラムです。
ベートーヴェンの「コリオラン」序曲、ルトスワフスキのチェーン2(ヴァイオリン独奏はコンマスのロバート・チェン)のあと、休憩をはさんで後半に置かれたメインのブルックナー第7番。これまでにハイティンクが振った3種の正規録音はすべてRCOとのものでしたが、年とともに演奏時間が拡大する傾向がみられ、最新のCSOとのライヴではついに最長となり、より細部に至るまで目の行き届いた表現となっているのが特徴です。
ショルティ、バレンボイム時代を通じて、すっかり世界屈指のブルックナー・オケに成長したCSO。もともと、めいめいが黙っていてもモノスゴイ音を出すオケにあって、いかなる誇張表現をも排して、終始自然な流れを大切にするハイティンク。このうえなくデリケートな弦のトレモロから、深く静かに浮かび上がる息の長いフレーズで開始される第1楽章。冒頭の部分を聴いただけでもこの演奏がただものではないことを予感させるに十分ですが、曲が進むにつれてその予感は確信へと変わってゆくのがわかります。各声部のバランス処理とブレンド具合、遅すぎず速すぎずのテンポ設定、全曲のみごとな構成力。どの瞬間も無機的にならないのは78歳、これこそ巨匠の境地というべきでしょうか。
暖かくやわらかで、ホルンより低いバリトンの音域をもたらす四本のワーグナー・チューバ。アダージョではオーケストラ全体から極上の響きが生み出されるなか、とりわけブラス・セクションの健闘が光ります。さらにフィナーレも、まさに音による大聖堂のような拡がりを形づくって圧巻というほかありません。
5月12日付のシカゴ・トリビューン紙は「白熱の、説得力ある演奏。ハイティンクとCSOは力強く成長している。」と評し、シカゴ・サン・タイムズもまた「ハイティンクはリズムにしたがってわたしたちの注意を強く求め、そして釘付けにするのだ。マエストロとCSOはほとんど感覚を超越したむすびつきに達している」とこの模様を絶賛しています。
最強の手兵CSOの圧倒的な合奏能力を武器に、おそらくは巨匠ハイティンクの総決算となるであろうブルックナー第7番。あいにく当アルバムには収められていませんが、伝え聞く終演後の長く大きな喝釆が、何よりも演奏内容の素晴らしさを物語っています。
なお、今回はオーディオファイルからの熱い要望にこたえて、通常盤と同時に新たにSACDハイブリッド盤も用意されています。
=ハイティンクのブルックナー第7番 演奏時間比較=
[CSO / 2007年ライヴ]
.21’33+.22’26+.10’30+.13’01=67’31
[RCO / 1978年]
.20’48+.22’20+.9’51+.12’05=65’19
[RCO / 1972年ライヴ]
.19’45+.20’30+.9’22+.12’37=62’14
[RCO / 1966年]
.18’10+.21’00+.9’19+.11’46=60’15
