
これはとんでもない大事件!!
80年エジンバラ、白熱のライヴ!
レーベル:BBC LEGENDS
商品番号:BBCL 4224(2CD)
発売時期:10月中旬
1998年にテンシュテットが世を去って来年でちょうど10年。だれもが待ち焦がれたマーラーのライヴが、同じく2008年にレーベル誕生10周年という節目を迎えるBBC LEGENDSよりついに登場します。
手兵ロンドン・フィルとはすでに2種の別録音を数えるテンシュテットの「夜の歌」。このたび登場するエジンバラ音楽祭におけるライヴは、全集シリーズの1980年10月のセッション録音に先立って同年8月に行なわれました。テンシュテットがまだ病に倒れる以前ということもあり、気力の充実と演奏の白熱ぶりには凄まじいものがあります。それはたとえば、演奏時間が全体でおよそ7分も長くなった93年のライヴと比較して、80年のライヴはスタジオ盤とほとんど変わらぬテンポを保っていることからもうかがい知れます。
テナーホルンの奇抜なアイデアが響きに異化効果を生む第1楽章。副題の所以ともなったふたつの夜曲。そしてフィナーレにおけるエネルギーの開放。マーラーの音楽が内包するとりとめのなさ、途方もない落差をそのまま提示したテンシュテットによるライヴ。テンシュテットを知るにはやはりライヴを聴くしかない。あらためてそう思わせる破格の内容です。
カップリングの「ジュピター」はさきのベートーヴェン第九(BBCL.4131)と同日のライヴで、北ドイツ放送響盤(1980年ライヴ)に次いで2種目にあたります。ここでは申し分なく雄渾でありながら、音楽運びにより自由度と燃焼度の高さとが増しており、手兵と息のあったところをみせてくれます。しかも、演奏から終始漂う張り詰めた気配はなんとも独特で、このコンサートこそが病に倒れる直前のものであったことと無関係ではないのかも知れません。
すべてBBCアーカイヴ音源からの復刻で、リマスタリングを担当するのはLSO Liveなどでもおなじみの名エンジニア、トニー・フォークナー。ともに正規盤初出ということを合わせると、ファンには見逃すわけにはゆかないアルバムとなりましょう。
マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
クラウス・テンシュテット(指)ロンドン・フィルハーモニックO.
録音:1980年8月29日アッシャー・ホール(エジンバラ音楽祭ライヴ)[マーラー],1985年9月13日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)[モーツァルト]
=テンシュテットのマーラー第7番 演奏時間比較=
[LPO / 1980年ライヴ(エジンバラ)](※実測値)
22’10+16’45+9’54+15’14+18’13=81’36
[LPO / 1993年ライヴ(ロンドン)]
24’09+17’59+11’07+15’30+19’53=87’58
[LPO / 1980年ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
22’42+16’24+10’14+15’09+17’54=81’43
