
優秀録音
おめでとうマエストロ!
桂冠指揮者ハイティンク
RCOデビュー50周年記念ライヴ
レーベル:RCO Live
商品番号:RCO 07003(SACD Hybrid)
発売時期:10月上旬
マーラー:交響曲第4番ト長調
クリスティーネ・シェーファー(S)
ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトへボウO.
録音:2006年11月7日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
1956年11月7日、まだ27歳の若さだったハイティンクは病気のジュリーニに代わり、初めてRCOの指揮台に立ちました。それから半世紀、夫婦でいえば金婚式を迎えた昨年のちょうど同じ11月7日に、いまや桂冠指揮者となった巨匠が臨んだ特別記念コンサート。RCO Liveにふたたび帰ってきたハイティンクの最新アルバムは、当夜のオール・マーラー・プログラム後半を飾った交響曲第4番です。(前半はラーションとディーン・スミス独唱による「大地の歌」)
現代屈指のマーラー指揮者として誰しも認めるハイティンク。なかでも第4番については、すでにRCOとは首席指揮者時代(19611988)をふくめて3度(67年、82年ライヴ、83年)も録音していることからもわかるように、よほど愛してやまないのでしょう。前作から二十年あまりを経過し新世紀を迎えての、RCO初のSACDによる第4番は、ハイティンクにとっても、またRCOにとっても両者のトレードマークであるマーラー演奏の真価をあらためて広く世に問うものとなっています。
首席指揮者ヤンソンスのもと新たな時代を迎えたいまも、ハイティンクが長年の手兵と培った結びつきは健在。しかもなんといっても晴れの舞台、会場の祝賀ムードに包まれる中、当ライヴではいつにもまして黄金に輝くブラスにエレガントで潤いたっぷりの弦の音色を誇る名門の持ち味が光っています。
そして、天上の世界を描いた第4楽章。ポイントのソプラノにアメリング、ユーイング、アレグザンダーと歴代の名花が彩りを添えてきたところへ、このたび抜擢されたのはいまをときめくシェーファー。可憐な歌声がピッタリで、これはたいへんな魅力。なお、昨年11月に入り当コンビは、この7日の記念演奏会のほか、いずれもシェーファーの独唱で第4番を本拠アムステルダムでは全部で5回取り上げており、さらに9日にフランクフルトのアルテオーパー、10日にはウィーンのムジークフェラインでもそれぞれ演奏しています。
ハイティンクのマーラーでは、これよりほんの少し前、同じ年の10月に行われた首席指揮者就任ライヴにおけるシカゴ響との第3番(CSOR.901701)も大いに話題を集めていますが、ここ最近の充実ぶりは一瞬たりとも目を離すことの出来ないものといえるでしょう。
=ハイティンクのマーラー第4番 演奏時間比較=
[RCO / 2006年ライヴ]
.16’38+.8’57+.20’01+.9’37=55’14
[BPO / 1992年]
17’30+9’17+21’54+9’35=57’36
[RCO / 1983年]
16’57+8’52+20’21+9’09=54’39
[RCO / 1982年ライヴ]
16’45+9’02+21’15+9’35=56’37
[RCO / 1967年]
16’27+8’37+19’34+8’48=52’46
