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シノーポリ&シュターツカペレ・ドレスデンのマーラー4番ライヴ

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=エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=

極端なテンポ・ルバートが作りだす
シノーポリ美学の真骨頂

レーベル:Profil
商品番号:PH 07047
発売時期:3月下旬

あまりに官能的で陶酔的な美をきわめた97年ライヴの第9番(PH.07004)が大反響を呼んだシノーポリ&ドレスデンによるマーラー。なんと、これからさらに2年後の第4番ライヴというとんでもない代物がまたしてもProfilより登場します。
ここでもやはり9番のときと同じく、フィルハーモニア管盤(91年)と比較して両端楽章でそれぞれ2分ほど演奏時間が長くなっているのが目立った特徴。なかでもフィナーレはじっさいの時間以上に、出だしから極端に遅く感じられます。ここでソリストに起用されたのはマーラー歌いとしてすでにキャリアも豊富なバンゼ。ブーレーズ盤とはガラリと変わって、停止するかのように息の長いフレージングをシノーポリの意図を汲んで完璧に歌い尽くしています。そうかと思えばシノーポリは第1楽章の主題が回帰するところでは一転、急加速。交替してソプラノの甘美なメロディが登場するとまたもやグッとテンポを落としてきます。このあたり、極端なテンポ・ルバートを基調としたシノーポリ美学の真髄といえるでしょう。

「音楽というものはいつだって人間がどういう状態であるかを表しています。音楽は人間的ななにかをつたえ、作曲家が自分を取り巻く世界にどのようにかかわっているかの証しです。そして、わたしが届けようとしているのは、そのようなメッセージです。つまり、聴衆に変化のプロセスを誘発するような、思考するための音楽的なかて(・・)です。自分のために良い演奏をすることが正しいすべてではありません。イントネーション、アンサンブルの演奏、アーティキュレーション音楽がなにかをわたしに語りかけるとき、わたしは考えなくてはならない。そして、わたしはそのためにあらゆるすべてを惜しみません、たとえ身体的にわたしに犠牲を払わせるとしても…。」ジュゼッペ・シノーポリ
この言葉のとおりに「アイーダ」の本公演中に心臓発作で倒れ、まさに音楽に殉じたシノーポリの美学が凝縮されたマーラー演奏にかけがえのない一枚がまたひとつ加わりました。

=シノーポリのマーラー4番 トラック・タイム比較=
[バンゼ(S)・シュターツカペレ・ドレスデン 99年ライヴ]
18’07+10’16+21’54+11’12(※実測値)
[グルベローヴァ(S)・フィルハーモニアO.  91年]
16’17+10’07+21’52+9’03

マーラー:交響曲第4番ト長調
[ボーナストラック]
・シノーポリの肉声によるマーラー第4交響曲についてのコメンタリー
ユリアーネ・バンゼ(S)
ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1999年ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)