
これぞ混血音楽
西洋人作曲家が日本のメロディをかくも不思議なピアノ曲に仕立てていた。
レーベル:たまゆら
記号番号:KKCC-3021
発売中
日本の思い出
ギルドン:日本の調べ (1810)/バイエル:日本の舟歌 (1840年代)/カペレン:君が代 Op.26の1 (1903)/メラルティン:日本の桜 Op.85の5 (1916)/アイクハイム:「東洋の印象」より日本のスケッチ、日本夜想曲 (1918)/プッチェル:さくら変奏曲 Op.62 (1924)/ラスカ:日本から (1932)/ラプハム:組曲「虫の歌」Op.33 (1936)/ワインガルトナー:橋をゆく若い女 (1937)/ヴィノグラドフ:六段 (1938)/チェレプニン:日本小品 (1942)/カバレフスキー:日本主題による変奏曲 Op.87の3 (1969)/キーシン:浜辺の歌パラフレーズ (1988)
エリカ・ヘルツォーク(ピアノ)
[録音:2007年10, 12月/キング関口台第1スタジオ]
話題のピアニスト、エリカ・ヘルツォークの第2弾。19世紀初頭から今日までの約200年間に、欧米作曲家たちが日本の伝統音楽に触発されて作ったピアノ曲を集めています。いずれも想像上の世界ではなく、来日経験のある作曲家たちが、滞日中に触れた音素材を基にしています。素材は日本ながら、それを昇華させる感性と手法に各自の個性と民族性、時代性が明瞭なのと、日本の音楽が彼らの耳にどのように響き、どう受け取られたかが作品に表れていて興味深い限り。いわば日本と西洋の混血音楽で、ヘルツォークが日本の心を純西欧的ピアニズムで再現するという史上初の試みです。大半が世界初録音。2世紀にわたり、日本の伝統音楽が欧米の作曲家にどう感じられてきたかという面のみならず、日本文化がどれほど彼らの創作欲を刺激し続けてきたかという、コインの両面的歴史も考察できると同時に、不思議なエキゾチズムが面白いピアノ音楽の発見としても楽しめます。
さらにジャケットも注目。何と演奏者自身です。クラシック界で過去に例のない斬新な仰天ジャケットと申せましょう。
