
最晩年1984年のかけがいのないドキュメント
スカルラッティとドビュッシー
レーベル:BBC LEGENDS
品番:BBCL 4261
発売時期:9月下旬
ギレリスがBBCのためにおこなった最初期と最後のライヴ録音を収めたアルバム。翌年10月に世を去るギレリスにとって、1984年10月15日の聖ヨハネ教会におけるランチタイム・コンサートは、ロンドンにおける最後の公演となりました。アルバムの前半ではまず、清潔なタッチが印象的なスカルラッティが音質もすぐれていることもあり、大いに歓迎されるものと思われます。また、初めて取り上げた1953年以降、この年までどういうわけか封印されていたドビュッシー「ピアノのために」が聴けるのも貴重。
ギレリスは1952年末に英国デビューを果たしていますが、じっさいにBBCに初めて録音するのはようやく1957年4月になってから。機が熟して臨んだレコーディングだったのでしょう。後半のベートーヴェンやロシアものは異様な緊迫感と勢いに加えて、たいへん完成度の高い内容となっています。
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ニ短調K.141
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ヘ長調K.518
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ニ短調K.32
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ヘ短調K.466
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ イ長調K.533
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ロ短調K.27
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ト長調K.125
ドビュッシー:ピアノのために
ドビュッシー:水に映る影
エミール・ギレリス(P)
録音:1984年10月15日ロンドン、スミス・スクェア、聖ヨハネ教会(ライヴ・ステレオ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
プロコフィエフ:「つかの間の幻影」Op.22より第1、3、5、10、11、17番
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
エミール・ギレリス(P)
録音:1957年4月22日ロンドン、ファリンドン・ストリート、メモリアル・ホール(ライヴ・モノラル)
