
1970年12月7日ロンドン・リサイタル
レーベル:BBC LEGENDS
品番:BBCL 4265
入荷時期:発売中
レーベル黎明期よりBBC LEGENDSの大きな看板となっているリヒテルのライヴ演奏。このたび登場するのは1970年12月7日のロンドンでのリサイタルを収めたもので、同時期に同一演目を好んで集中的に取り上げるリヒテルらしく、9日にブライトンで行われたリサイタルと、アンコールを除いて同じプログラム構成となっています。
おなじみのシューベルトをはじめ、異色のバルトークや初レパートリーのシマノフスキも注目されますが、この日の白眉はなんといってもプロコフィエフ。作曲者の親友として第6番や第9番のソナタとプロコフィエフ作品の初演の機会を得たリヒテルですが、3曲ある「戦争ソナタ」随一の傑作との誉れ高い第7番は、作曲者より初演を任された1943年以来四半世紀以上の歴史を刻んだきわめつけのプログラムということもあるのでしょう。アレグロでのメカニカルで力感みなぎるタッチや、鎮魂の鐘をおもわせるアンダンテのリリシズム。そして熾烈きわまるフィナーレは離れ技の嵐が吹き荒れてまさに圧巻。当時いかにリヒテルがセンセーショナルな存在であったかを知る上でこれに勝るものはありません。
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
バルトーク:15のハンガリー農民歌Sz.71
シマノフスキ:「仮面劇」Op.34よりシェエラザード、道化のタントリス
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83「戦争ソナタ」
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
録音:1970年12月7日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・モノラル)
