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ビシュコフの「アルプス交響曲」

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たしかな構成とみごとな鳴りっぷり!
カップリングの「ティル」もオケの妙技が全開

レーベル:Profil
品番:PH 09065(SACD Hybrid)
発売中

PROFILより精力的にリリースを続けるビシュコフと手兵ケルン放送響。最新アルバムは、2005年録音の「エレクトラ」(PH05022)以来となるシュトラウスで、「アルプス交響曲」と「ティル」いう組み合わせになります。
キャリアの初期からシュトラウス作品の録音を積極的に行ってきたビシュコフは、1988年にコンセルトヘボウ管と交響詩「ドン・ファン」をセッション録音、1989年にフィルハーモニア管と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」をセッション録音しています。
そして、1997年にビシュコフがケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、2001年に当コンビによる初めてのセッション・レコーディングのプログラムとして選ばれたのが、交響詩「英雄の生涯」とメタモルフォーゼンでした。
舞台作品でも当オケとはさきの「エレクトラ」のほか、同じ2005年に「ダフネ」を録音しており、また、2004年のザルツブルク音楽祭での「ばらの騎士」(オケはウィーン・フィル)の公演を収めた映像ソフトも発表しています。
このようにビシュコフのシュトラウスに対する熱い取り組みはそのディスコグラフィからもうかがい知ることができます。
シュトラウス特有の開放的で豪奢なサウンドの魅力で人気の2作品をあらたに収録したこのアルバムでは、オペラでのそれをほうふつとさせる艶やかで優美な弦と、ニュアンスゆたかにたっぷりと旋律を歌い上げる管に、シリーズを通じてますますの磨きがかかり、ビシュコフの濃い味付けの音楽づくりを強力に支える形となっています。「アルプス交響曲」で、刻一刻と姿をかえてゆく大自然の驚異を壮大なスケールで一息に聴かせたかとおもえば、ユーモラスで目まぐるしく表情を変える「ティル」ではていねいな物語づくりを心がけているあたり、ビシュコフの非凡なセンスを示すものといえるでしょう。
ともに大編成のオーケストラ録音ということで、SACDハイブリッド盤でのリリースも効果的といえ、クオリティ面での配慮もうれしいところです。

R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
セミョン・ビシュコフ(指揮) ケルンWDR交響楽団
録音:2007年12月17-21日ケルン・フィルハーモニー(セッション)

CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND