アルメニアの神童ティグラン・ハマシヤン、フランスの若き精鋭レミ・パノシアン、オランダの怪物グループ、プロクトンズ。それぞれ、国内解説帯付きでリリース



ティグラン・ハマシヤン / ワールド・パッション[商品番号:KKE008]
ティグラン・ハマシアン、遂に来日です。
2006年、19歳にしてセロニアス・モンク・コンペティションの優勝者。言わずもがな、そのコンペは、90年代にはジョシュア・レッドマン、最近ではラージ・ルンド、アンブローズ・アキンムシーレらが優勝し、新人の登竜門として知られるもの。一般にいうその意味の大きさはいうまでもありませんが、変拍子を駆使したその華麗なるテクニックには、審査員であったハービー・ハンコックも驚かせたとの噂です。
しかも、そんな評価さえも、必然、当たり前!と、思わせてやまないのが、このハマシアン。自身のルーツであるアルメニアのフォークロアと、ジャズを基礎にした即興音楽を破壊的なパワーを根底に持って、ガッチリ融合。3歳の時からツェッペリン、ビートルズ、サッチモをピアノを弾きながら歌っていた少年は、プログレメタル的なバンドも経過してジャンルなどというものも気にする素振?もなく今、24歳!まだまだその可能性たるもの発展途上とくれば、末恐ろしいものであることだけは容易に想像されるものでもある。
今回は最新のソロ作を引き下げての余りにもエキサイティングな予感に満ちた来日!
しかし、原点はこの作品!!アルメニアの楽曲、また旋律をめくるめく展開で、弾き倒す圧倒的なデビュー作。未来の萌芽がここにあります(解説:若林恵 氏)
(原盤品番:PL 394/PlusLoin)
レミ・パノシアン / アド フィクション[商品番号:KKJ103]
こちらの魅力は、なんといっても、溢れるメロディ感覚でしょう。
1983年生まれ、フランス・モンペリエ出身のパノシアンの原点は、ミッシェル・ペトルチアーニのコンサートなんだとか。フランスというと、ちょっと難解な複雑耽美的なピアノも多かったりしますが、レミのピアノはシンプルにして、POP。こちらもまだまだ28歳と新世代アーティストであり、おそらくは、バッド・プラス、そして、ESTなんてアーティストの世界も呼吸していると思われます。
瑞々しい感性が宿るイントロに、POPな展開を掛け合わせたオープニングは、正にペトルチアーニ直系の世界。ツカミもバッチリ、決めてくれます。
何気に今年2月来日し、会場では、爆発的にCDが売れた!というのも実力の証。そのフランクな性格もあって、世界中を軽々と飛びまわるレミ。瑞々しい感性で、どんなライブを見せてくれるかホント楽しみ!このトリオで来日します!!(解説:杉田宏樹 氏)
(原盤品番:PL 4538/PlusLoin)
Ploctones(プロクトンズ) / 3..2...1..[商品番号:KKJ104]
バンドのスケジュールは、遥か先まで空くことなく、ギグの予定でビッシリというオランダの再注目ユニット、それが、このプロクトンズ!オランダ発、バンドでの楽旅は世界各国に及ぶとのこと。そして、2年に1度、世界のジャズ関係者を集めたイベント、”Dutch Jazz Meeting 2010”(オランダの選ばれたバンドをお披露目するイベント)では、新旧実力者入り乱れる中、大反響、大熱狂を巻き起こしたバンドでもある。
今回の東京ジャズの名物イベントへの出演は、そのJazz Meeting 2010の大反響を受けてのもの!とにかく、そのパフォーマンスは、楽しみ、という一語に尽きる。噂では、ステージでのパフォーマンス映えも抜群とのことであり、そして、このLive作品『3...2...1...』には、バンドの縦横無尽な強力サウンドが詰まっている。その音の様は、一つ喩えるなら、NYダウンタウンの暴れん坊、カート・ローゼンウインケル~ジム・ブラックらの伝説のバンド、Human Feel辺りも彷彿とさせる自由さでもある。
ニュー・クール・コレクティヴや、ジェシ・ヴァン・ルーラー、またエリック・フロイマンスらと共演歴を持つギタリスト、アントン・ハウトスミトを中心にサックスとリズム4人が自由に絡み合うサウンドは、格闘しつつ、ユーモラス。オランダでは、”四頭怪獣”などとも呼ばれ、そのモンスターぶりが爆発するオープニング、また6曲目、10曲目のようなナンバーあれば、カントリー的なサウンドもある。
思えば、人種入り乱れるNYと、移民をオープンに受け入れて来た歴史を持つアムステルダムは、底辺でつながるものもある。
オランダから登場した、このバンド、とにかく要チェック!そして、予習!?は、このCDが最適!!です。(解説:原田和典氏)
(原盤品番CR73306/Challenge)
