
リンドベルイの執念と情熱がペッテション幻の交響曲を蘇らせた
レーベル:BIS
記号番号:BIS 1860
発売時期:9月中旬
アラン・ペッテション:
交響曲第1番(1951)(クリスチャン・リンドベルイ校訂版)/第2番(1952/3)
クリスチャン・リンドベルイ指揮ノールショピング交響楽団
特典DVD(約60分。交響曲第1番のスコア完成まで)
[録音:2010年5-6月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノールショピング)]
現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980)は17篇の交響曲を残しましたが、第1番はこれまで封印されてきました。1940年代後半から着手され、アイディアだけは膨らんだものの、技術が足りず迷宮入りしたと言われます。しかし破棄せず残された240ページに及ぶ草稿を、クリスチャン・リンドベルイが入魂の校訂を施し、ついに演奏できる形に完成させました。DV父親のいる貧困家庭に育ったペッテションの芸術は非常にペシミスティックで暗く、しばしば暴力的で個性的。はまると抜け出せなくなる魔力を持っています。陽性で健康的という正反対のキャラのクリスチャン・リンドベルイがペッテションに私淑し、紹介に力を注ぐのは意外な感じもしますが、真摯かつ情熱的な解釈で胸が熱くなります。
