52年ぶりにザルツブルク音楽祭に戻ってきた
ヘンツェ≪バッカスの巫女≫
ケント・ナガノ指揮、クリストフ・ワリコフスキ演出
- アーティスト:ケント・ナガノ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- レーベル:ARTHAUS MUSIK
- 品番:10-9412DVD
- ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
- 価格:オープン価格
- 形態:DVD
- その他の製品情報:画面:NTSC,16:9 音声:PCM ステレオ、DTS5.1 字幕:英独韓日 言語:英語 リージョン:All
- 収録時間:165分
52年ぶりにザルツブルク音楽祭に戻ってきた
ヘンツェ≪バッカスの巫女≫
ケント・ナガノ指揮、クリストフ・ワリコフスキ演出
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:歌劇≪バッカスの巫女≫
ケント・ナガノ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ヒュー・リース・ジェームス)
ショーン・パニッカー(テノール/ディオニュソス)
ラッセル・ブラウン(バリトン/ペンテウス)
ウィラード・ホワイト(バリトン/カドモス)
ニコライ・シューコフ(テノール/テイレシアース、カリオペ)
カロリー・セメレディ(バリトン/ 隊長、アドニス)
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(メゾソプラノ/アガウエ、アフロディテ)
ヴェラ=ロッテ・ベッカー(ソプラノ/アウトノエ 、 ペルセポネー)
演出:クリストフ・ワリコフスキ
舞台・衣装:マウゴジャータ・シュチェシニャク
収録:2018年8月、ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ(ライヴ)
★2018年ザルツブルク音楽祭で上演されたケント・ナガノ指揮、クリストフ・ワリコフスキ演出による、ヘンツェの代表作≪バッカスの巫女≫の映像です。エウリピデスの戯曲『バッコスの信女たち』をもとにしたディオニュソス(別名バッカス)とペンテウスの争いを描いたギリシャ悲劇。ディオニュソスは、狂乱と酩酊の神。バッカスの巫女たるテーバイの女性たちが、彼の神性を認めようとしなかったことで、復讐を誓います。一方、テーバイの王ペンテウスは、この快楽信仰に終止符を打ちたいと考え、女性に偽装してその様子を見に行きます。しかし、ペンテウスは残酷な運命の魔力により、母親であるアガウエに殺されてしまします。最後に正気を取り戻したアガウエは、自分が殺した者が、息子ペンテウスであることを知り打ちのめされる。というあらすじです。歌劇≪バッカスの巫女≫は、1966年8月にドホナーニ指揮によりザルツブルク音楽祭で初演されました。今回再び52年の時を経てザルツブルクで再演されました。ポーランドの演出家、クリストフ・ワリコフスキによる新演出で、横長の劇場フェルゼンライトシューレの空間を生かした巨大なセット、そしてワリコフスキ独特の心理描写で現代にも通ずる政治的な側面を見事にあらわしています。
ディオニュソスを演じたショーン・パニッカーは、快楽主義の英雄を見事に演じ切り、対するペンテウス役のラッセル・ブラウンは、紳士的な歌いまわしで両者の対比を一層刻み込みます。また近現代のオペラ作品のスペシャリストであるケント・ナガノは、オリジナルのスコアにあった20分強の「カリオペの審判」の場面を追加し、新たなアプローチで提示します。
ケント・ナガノ、ダニエル・フィンジ・パスカ
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