有田正広の軌跡 第1集 1971&1972

若き音楽家の強烈なる個性!
有田正広が現代楽器を吹いた貴重な記録
共演者の豪華さも見逃せない70年代のライヴ録音
ALTUSの最新リマスターで初CD化

  • アーティスト:有田正広
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:ALT-427
  • ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:国内プレス ステレオ 初CD化
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

有田正広の軌跡 第1集 1971&1972

①マルタン:フルートとピアノのためのバラード
②モーツァルト:フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K. 314(285d)
③モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299(297c)

有田正広(モダン・フルート)
①本荘玲子(ピアノ)
②芥川也寸志(指揮)
 東京交響楽団
③篠﨑史子(ハープ)
 尾高忠明(指揮)
 東京藝術大学・桐朋学園大学による合同オーケストラ
ライヴ録音:①1971年9月26日/ヤマハホール(NHK・毎日音楽コンクール第2次予選)、②1972年9月20日/渋谷公会堂、
③1972年9月28日/都市センターホール

★2019年に古希を迎えたフルーティスト、有田正広の軌跡を辿るシリーズ第1弾。有田氏自身が保管していた音源から思い出に残る録音を自ら選んで構成したアルバムで、すべて初CD化という貴重な音源ばかり。
★第1集は有田氏が大学生だった1971年と、卒業後間もない1972年の録音を集めた内容で、すべて現代楽器による演奏です。本荘玲子、芥川也寸志、篠﨑史子、尾高忠明と共演者も名人揃い。古楽器奏者としてのイメージが強いながら、現代楽器も分け隔てなく吹きこなしキャリアを積み上げてきた有田氏の原点ともいうべき演奏が詰まっています。学生時代に出場したコンクールの演奏であるマルタン『バラード』は一種異様な緊張感と表現が煮えたぎるような恐ろしい演奏で、一人の音楽家の誕生を強烈に印象付けます。そして懐の大きな管弦楽と共に喜ばしく協奏し飛翔するモーツァルトは、その後の演奏家としての大きな可能性を感じさせるものとなっています。芥川也寸志の指揮も大注目です。
★有田氏へのインタビューをもとに構成したブックレットは当時の逸話などもたくさん入っていて大変面白い内容。本人提供の貴重写真も数多く掲載しています。またジャケットに使われている写真は坂田栄一郎氏の撮影で、雑誌「AERA」で表紙を飾ったもの。パッケージにも歴史が詰まっています。

Artist

有田正広

 1971 年、第40 回NHK・毎日音楽コンクール(現、日本音楽コンクール)で第1 位を獲得。翌年、桐朋学園大学を首席で卒業。73 年、ベルギーのブリュッセル王立音楽院に留学。74 年からはコレギウム・アウレウムのメンバーとして、ヨーロッパ、日本などで活動。75 年、王立音楽院をプルミエ・プリで卒業。同年、ブルージュ国際音楽コンクールのフラウト・トラヴェルソ部門で第1 位となる。77 年、オランダのデン・ハーグ王立音楽院に入学、半年で最高栄誉賞つきソリスト・ディプロマを得て、卒業。帰国後も、フランス・ブリュッヘン指揮「18 世紀オーケストラ」、クイケン兄弟、トレヴァー・ピノック指揮「イングリッシュ・コンサート」など、内外の名手たちとも盛んに共演。ルネサンスから現代に至る400年間に変遷を遂げた様々なフルートを駆使する演奏は、有田ならではのもので、さまざまな時代の作品に輝かしい光を与え、人々を魅了しつづけるアーティストとして高い評価を得ている。
 89 年には「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」を結成。指揮者として結成記念公演を行い、絶賛された。2006 年にはモーツァルト生誕250 年を記念し、モーツァルトのフルートとオーケストラのための作品全5曲を自身の指揮と演奏により一晩で演奏するという快挙を成し遂げ、話題を呼んだ。09 年には同オーケストラを更に発展させ、ロマン派をレパートリーとする日本初のオリジナル楽器によるオーケストラ「クラシカル・プレイヤーズ東京」を結成。古楽器と現代楽器の枠を超えた新たな音楽的創造の領域へとさらに活動の場を広げている。
 録音は「ドイツ・バロックのフルート音楽」(レコード・アカデミー賞2 部門と文化庁芸術作品賞)などアルヒーフ、DENON アリアーレ、avex-CLASSICSからリリース多数。
 第21 回サントリー音楽賞受賞。現在、昭和音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。
2018 年に第30 回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門特別賞を受賞。

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