レニングラード・フィル89年来日ライヴ ベルリオーズ:幻想交響曲、ワーグナー、シベリウス

ムラヴィンスキー色を残しつつ新時代の響きへ
伝統の歴史を共に歩んだヤンソンスの目くるめく『幻想』
レニングラード最後の輝き1989年!

  • アーティスト:マリス・ヤンソンス
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:ALT-445
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:国内プレス
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

ヤンソンス/レニングラード・フィル89年来日ライヴ

ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 第1幕への前奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
シベリウス:悲しきワルツ Op.44, No.1
ワーグナー:歌劇『ローエングリン』から第3幕への序奏(前奏曲)

マリス・ヤンソンス(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音:1989年10月25日/オーチャードホール

★かつて映像でしか世に出ていなかったヤンソンス/レニングラード・フィル89年来日公演が初CD化!NHKに残されている貴重音源を元にALTUSが丁寧にマスタリングして商品化。演奏会場の熱気も十分に伝わってきます。2019年11月に惜しくも世を去ったマリス・ヤンソンスを追悼する注目のアルバムです。
★マリス・ヤンソンスは1971年にレニングラード・フィルを振って指揮者デビュー。73年に同団副指揮者、85年には准首席指揮者となってムラヴィンスキーのもと経験を深めていきます。77年にムラヴィンスキーと共に来日公演を振っているものの、当時の日本ではヤンソンスと言えば父のアルヴィドで、なかなか真価が認められなかったのが実情です。聴衆がその存在をはっきりと認めたのは、ムラヴィンスキーの代役としてメイン指揮者を務めた86年来日公演。当盤にはその3年後、新たに音楽監督となったテミルカーノフと共に来日した89年の公演が収められています。レニングラード・フィルの伝統を知り尽くしたマリスがサンクトペテルブルク・フィル改称前のオケと繰り広げた、レニングラード最後の輝きと言える凄まじい名演。得意の『幻想交響曲』をメインにワーグナーと絡めた聴き応え抜群・壮絶なプログラムです!
★まさに伝統的な「ロシアのベルリオーズ」を継承した表現の濃い演奏といえる。第1楽章冒頭は、濃密な夜の音楽で、終楽章のワルプルギスの夜を想起させる不気味な雰囲気さえ漂ってくる…第4 楽章は、あたかも死刑を執行したことがあるかのようなリアリティをもって豪快な演奏を繰り広げる金管楽器隊がレニングラード・フィルならでは。終結部での管楽器の強引なクレッシェンドは父・アルヴィドと同じアイディアを採用している…第5楽章では、ヤンソンスとレニングラード・フィルの面目躍如といった演奏が堪能できる。冒頭はホラー映画のようなおどろおどろしい奇怪な世界…終結部における金管群の咆哮や畳みかけるような加速は、まさに狂乱の場に相応しい乱痴気騒ぎで、聴き手を興奮の渦に巻き込んでいく。(指揮者・坂入健司郎氏の解説より)

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