アントン・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調

あの名演が前代未聞の3枚組で登場!
新リマスター・新カッティングで生まれ変わる来日公演。
常軌を逸した神秘の名演、非日常の時間感覚がもたらす究極の美。

  • アーティスト:セルジュ・チェリビダッケ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:ALTLP-143/5
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3LP
  • その他の製品情報:国内プレス 完全限定生産盤 ステレオ
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

アントン・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調

[LP-1A] 第1楽章
[LP-1B] 第2楽章
[LP-2A] 第3楽章
[LP-2B] 第3楽章(続き、練習番号Kから)
[LP-3A] 第4楽章
[LP-3B] 第4楽章(続き、練習番号Uから)

セルジユ・チェリビダッケ
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
NHKによるライヴ録音:1990年10月20日/サントリーホール

★名演の誉れ高いチェリビダッケの来日ライヴが新リマスター・新カッティングで復活。以前ALTLP-073として2枚組LPで発売されていましたがこちらは廃盤。そしてこのたび、前代未聞、初の「3枚組」として再リリース。新たなアナログのマスターテープを作った上で製品化しております。 ★当演奏は長大な収録時間のため、レコードの片面にひとつの楽章をすべて入れ、かつ効果的に再生させるのが難しく、特に30分を超える第3楽章がネックとなります。そこで今回はあえて、楽章途中で面を変えて3枚組として収録。この手法により全面20分以内に収め、レコード内周部のひずみを避け、また最後までマスターの音量を下げることなく、残された演奏をそのまま刻印できるようにいたしました。フィナーレのクライマックスも通常よりダイレクトな音圧感で、力強い再生が可能になっています。この異形の名演を味わい尽くすにふさわしい至高のアナログと言えるでしょう。第3、第4楽章で盤を返す箇所については慎重に吟味し、音楽の流れを損なわずに、より深みのある世界へ一段踏み込めるようなポイントを選んでいます。 ★ここに収録されている第8交響曲は、チェリビダッケ晩年のブルックナー演奏の端的な例だろう。常識を超えたゆったりしたテンポを取り、音をしっかり響かせる。もちろん、それぞれの音の関係性は明快である。ここではまったく非日常的な時間が流れている。アレグロだろうが、アダージョだろうが、基本的には関係ない。速いだの遅いだのという一般的な感覚や観念が消失してしまったかのようだ。私たちは普通音楽を聴くとき、長調の快速な部分では心地よさを期待し、短調の遅い部分では感傷性や悲哀の表現を求める。ところが、そうした一般的な音楽観はここでは通じない。もっと抽象的な、音色やリズムやさまざまな要素の複雑な組み合わせの美が示されているからだ。(音楽評論家/許 光俊)

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