A.スカルラッティ:聖テオドシアの殉教

A.スカルラッティの名作オラトリオ
神に生きることを選んだテオドシアの物語
A.スカルラッティの冴えわたる音楽に圧倒

  • アーティスト:レ・ザクサン、ティボー・ノアリ
  • レーベル:APARTE
  • 品番:AP-232
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

A.スカルラッティ:聖テオドシアの殉教

レ・ザクサン、ティボー・ノアリ(指揮)
エマニュエル・ド・ネグリ(テオドシア/ソプラノ)
レナート・ドルチーニ(ウルバーノ/バリトン)
エミリアーノ・ゴンザレス・トロ(アルセニオ/テノール)
アンテア・ピカニク(デチオ/コントラルト)
録音:2019年9月9‐12日

14世紀ローマ帝国の愛と死のドラマを生き生きと描いたオラトリオの傑作、「聖テオドシアの殉教」。神にその人生を捧げようとし、ローマの有力者の息子アルセニオの愛をこばむテオドシア。最後は死を選ぶ、という物語です。聖テオドシアは西暦308年、18歳で亡くなっています。この物語をリブレットに仕立てた人物はわかっていませんが、この物語に音楽をつけたのはA.スカルラッティのみでした。この作品をA.スカルラッティに委嘱した人物や初演日などもはっきりとはわかっていませんが、1683年に初演されたと考えられています。ドラマ自体のもつ劇的な内容と強いメッセージ、そして冒頭の器楽による導入のソナタとシンフォニア、美しい歌のメロディの連続の傑作ぶりに驚かされる内容です。器楽は2014年にティボー・ノアリによって創設された17,18世紀の声楽・器楽作品をレパートリーとするアンサンブル、レ・ザクサン。歌唱陣はクリスティにも認められたエマニュエル・ド・ネグリ、レ・タラン・リリクなど一流の古楽アンサンブルと共演多数のエミリアーノ・ゴンザレス・トロ、バルトリの薫陶を受け、またクリスティの「声の庭」出身でもあるレナート・ドルチーニ、そしてスピノージら指揮者との共演でならすアンテア・ピカニクと、第一線で活躍する歌手がそろいました。ナポリ楽派の始祖アレッサンドロ・スカルラッティの偉大さをあらためて感じる作品です。

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