ハルトマン:オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムス~青年時代の三つの情景」(1957年改訂版)

ハルトマンの衝撃オペラ
「シンプリチウス・シンプリチシムス」
久々の新録音の登場!

  • アーティスト:マルクス・シュテンツ
  • レーベル:CHALLENGE CLASSICS
  • 品番:CC-72637
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2SACD Hybrid

TRACK LIST

ハルトマン:オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムス~青年時代の三つの情景」(1957年改訂版)
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):交響曲第1-8番(全曲)
マルクス・シュテンツ(指揮)ジェイムズ・ウッド(合唱指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、オランダ放送合唱団
[シンプリチウス・シンプリチシムス] ユリアーネ・バンゼ(S) [隠者] ヴィル・ハルトマン(T)
[知事] ペーター・マルシュ(T) [傭兵] アシュリー・ホランド(Br) [農民] クリストフ・クロレック(Bs)
[大尉]ミヒャエル・エーデル(Bs) [語り] ハリー・ペーテルス
録音:2012年11月24日/コンセルトヘボウ(アムステルダム)・ライヴ(オランダ初演)

★20世紀ドイツの重要作曲家、ハルトマンのオペラ「シンプリチウス・シンプリチシムス」、オランダ初演の貴重な公演のライヴ録音の登場。「シンプリチウス・シンプリチシムス」とは主人公の、無垢な少年の名前。彼を中心に、いかにしてドイツ30年戦争で800万人もの命が失われたか、という内容の壮絶なオペラ。1669年に発表されたハンス・ヤーコプ・クリストッフェル・フォン・グリンメルシャウゼンの小説「Der abenteuerliche Simplicissimus」に基づいています。ハルトマンは、このオペラを1934-37にかけて作曲しました(指揮者シェルヘンが、オペラを作曲するよう提案したといいます)。30年戦争を題材にしてはいますが、このオペラがナチのことを暗喩したものであることは明らかです。その後、内容があまりに刺激的過ぎるとして1957年に、多少救いのある内容に改訂され、タイトルも「シンプリチウス・シンプリチシムス~青年時代の三つの情景」とあらためられました。録音機会の少ない重要作品の、歓迎すべき新録音の登場(約30年ぶり)となります。演奏者も20世紀作品に熱心に取り組む陣営。名匠シュテンツのもと、壮絶な世界が繰り広げられています。 [オペラの内容] 時は17世紀、ドイツ三十年戦争(1618-1648)。1618年には1200万人いたドイツの人口は、終戦の1648 年には400万人に激減した。生き残った者の中には、無垢で、善悪の区別もつかないような羊飼いの少年も生き残った一人。その名はシンプリチウス・シンプリチシムス。 あらすじ~シンプリチウスの父である農夫が、農民という階級の重要性について説いている。人々は農民を見下すが、生きていくためには、食べ物を生み出す農民は必要不可欠だ。彼はシンプリチウスに、羊の群れの世話をきちんとして、危険な狼が来たら笛を吹くように申しつける。シンプリチウスは狼を見たことがないので、農夫は狼がいかに恐ろしい動物か、を語る。シンプリチウスは農夫に言われたことを復唱する。そして、恐ろしいのは狼だけではなく、人を殺し物を壊すよう兵隊に命じた皇帝もおそろしい動物である、と考える。ある日、シンプリチウスは美しい木で眠る夢を見るが、誰かがその木に登ってきて、木をいためつけて眠りを妨げてくる。それはどうも狼のように見えた。傭兵がやってきて歌っている声でシンプリチウスは目を覚ます。敵意に満ちたこの傭兵は、夢で見た狼ではないかとシンプリチウスは考えるが、この傭兵はシンプリチウスに彼の家への道をたずねる。シンプリチウスは傭兵を家へと連れていくと、この傭兵はシンプリチウスの両親を殺し、家を焼き払い、略奪行為をする。800万人の命はこのようにして奪われた。
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