God Is A Drummer

インドが生んだ偉大なるパーカッション奏者&
ワールド・ミュージックのパイオニア トリロク・グルトゥ
記念すべき20作目のリーダー作
ジョー・ザヴィヌル、ナナ・ヴァスコンセロス、トニー・ウィリアムスら
自らに影響を与えたアーティストに捧げた作品

  • アーティスト:Trilok Gurtu
  • レーベル:JAZZLINE
  • 品番:D-78075
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:LP

TRACK LIST

Trilok Gurtu / God Is A Drummer

1. Josef Erich dedicated to Joe Zawinul (5:40) [Side A]
2. Connect (Interlude) (0:18) [Side A]
3. Obrigado dedicated to Nana Vasconcelos (6:39) [Side A]
4. Connecting (Interlude) (0:40) [Side A]
5. Holy Mess dedicated to Tony Williams (6:18) [Side A]
6. Still Connecting (Interlude) (0:24) [Side A]
7. Madre dedicated to Shobha Gurtu and Inge Schlagowski (6:50) [Side B]
8. Connected (Interlude) (0:56) [Side B]
9. Samadhan dedicated to Ute & Manini (7:02) [Side B]
10. Indranella (2:45) [Side B]
11. Try This dedicated to the City of Hamburg (4:39) [Side B]

メンバー:
Trilok Gurtu(ds, perc, bass programming, vo, tablas, 他), Frederik Köster(tp), Christophe Schweizer(tb), Sabri Tulug Tirpan(keys),
Nitin Shankar(add perc), Jonathan Cuniado(el-b), Junge Norddeutsche Philharmonie

★ 1951年生まれ、偉大なるパーカッション奏者&ヴォーカリストであり、ワールド・ミュージックのパイオニア的な存在である、トリロク・グルトゥの20作目のリーダー作!
★ヒンドゥ教バラモンの両親の元、インドのボンベイ(ムンバイ)で生まれたグルトゥは、名シンガーである母親、ショーバ・グルトゥの薦めも受けて6 歳でタブラを演奏。幼少にしてその母親のバンドで演奏活動をした後、76年にはヨーロッパに拠点を移し、ドン・チェリーと共演したことを筆頭に、チャーリー・マリアーノ、ライナー・ブリューニングハウス、バール・フィリップスといったアーティストと共演。87年には、現在も活動を継続する長寿バンド、オレゴンのメンバーとなったほか、ジョン・マクラフリンのバンドのメンバーとしても活躍している。またこの80年代はトリロクにとって、飛躍の時代。85年には、ECM 作品でヤン・ガルバレク、ザキール・フセイン、シャンカールと名前を並べ、88年には、名レーベルであったCMPで初のリーダー作『Usfret』をリリース。その作品には、ドン・チェリーを筆頭に、ラルフ・タウナー、シャンカールら、そうそうたるメンバーが参加。また同レーベルの第三作『Crazy Saints』には、ジョー・ザヴィヌル、パット・メセニーも参加。世界中のファンの注目を集めた。近年では、サイモン・フィリップスをドラマーにNDR ビッグ・バンドを迎えた作品や、パオロ・フレス、ニルス・ペッター・モルヴェル、イブラヒム・マーロフと、ドン・チェリー、ディジー・ガレスピー、マイルス・デイヴィスをトリビュートする作品をリリースするなど、話題も尽きることがない。
★本作はそんなトリロクが現在に至るまでの自らのキャリアを総まとめし、インド音楽の精神的な師ともいわれるランジット・マヘラジに捧げたともいう壮大な作品で各曲はそれぞれ、トリロクをめぐる人々に捧げた構成。
★オープニングは、ジョー・ザヴィヌルに捧げるナンバー。ウェザー・リポートのファウンダーであり、言わずもがなの偉大なるクリエイターであるザヴィヌルと90年代にツアーも経験したトリロクは、ジャコ・パストリアスをほうふつとさせるベースのプログラミングを自らで手がけるほか、カラフルな楽曲と、グルーヴ感あふれるリズムで、ザヴィヌルのサウンド・キャラクターを見事にとらえた演奏を披露。3曲目は、ブラジルが生んだ偉大なるパーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロスに捧げたナンバー。「彼は自分にとってブラザーのような存在だ」というトリロクは、アフロ・ブラジリアンのサウンドをベースにインドのヴォーカリスト、Patowary のヴォーカルをフィーチャーしている。また、4曲目はジョン・マクラフリンのバンド・メンバーとしてトリロクがツアーをしていた時に、じっと温かい視線を送り、“アフリカとインドのリズムを融合したパフォーマンス”を絶賛してくれたというトニー・ウィリアムスに捧げたナンバー。
★一方、より日常に根差したトリビュート・ソングも。自らの母ショーバと、妻の母親インゲに捧げたナンバー“Madre”では、トルコのシンガーを迎えてスピリチュアルな世界をつくるほか、“Samadhan”は妻と娘に捧げたナンバー。この曲名は“自分自身に満足する”という意味とのこと。ここでは、慈愛に満ちたような美しいメロディをトランペットが奏でるほか、ムガームの旋律もおりまぜたピアノが哀愁深く、トリロクの生み出すパーカッションと融合し、特別な思いを感じさせている。
★全11トラック。それぞれがトリロクの音楽人生を語ってあまりある演奏の数々。現在はヤン・ガルバレクのツアーに参加しながら、自らのプロジェクトと並行しているトリロク。後進の指導では“クリシェに陥らず、自分自身であり続け、自分のヴォイスを表現する大切さ”を語るのだとか。その創造力は、とどまることを知りません。

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