★1981年、ドイツ南部の都市、テューイビンゲン生まれのベーシスト、アクセル･キューンを中心としたピアノ･トリオのアルバム。
★ドイツを中心に、活発に活動する3人の音楽は、とにかく、エネルギッシュ！8ビート、16ビートと、タテノリのビートも入れ込んでのコンテンポラリー･ サウンドは、ESTが切り拓いたピアノ･トリオの延長線上であり、鋭角的なフレージングを多用したサウンドはバッド･プラスがもった破壊力のようなものを彷彿とさせます。ガンズ･ アンド･ローゼズの曲(Don't Cry)をフィーチャーする所もユニークで、このトリオ･サウンド、名付ければ、プログレッシブ･メタル･ジャズ！しかし、そうしたコンポジションや演奏の中に詩的なピアノのきらめきを見せるのは、やはりヨーロピアンらしいところともいえます。
★個性的なサウンドを展開する3人組。ちょっと気になります。