★2014年作品『Open-Minded』で、鮮烈な印象を与えた、ドイツ, テューイビンゲン出身のベーシスト、アクセル･キューンを中心としたピアノ･トリオ作品。
★路線的には、前作の延長線上の一作。
☆今回もエネルギッシュなビートと、キャッチーなメロディ･ラインを核にしたモチーフ、ヨーロピアンらしいソロが織りなす10曲。ESTが切り拓いたPOPテイストと、バッド･プラスの破壊力を兼ね備えたトリオ･サウンドは、スウィンギーな4ビートとは今のところ縁は無さそう。ひたすら変拍子で突き進む展開を見せて行きます。
☆基本、ピアノ･トリオのサウンドを中心に、ベースのUliとAxelが数曲でヴォイスを披露。そのあたりのヴォイスの重ね方には、パット･メセニー･グループのサウンドを彷彿とさせます。
★クラシックのフィールドで活躍する面々でもあり、テクニックは抜群。プログレッシヴ･メタル･ジャズ･トリオともいうべき路線で突き進む3人の今後もこれから楽しみです。