ポーランド・アブロード~弦楽四重奏 ワーグハルター、ストラスフォーゲル、ラトハウス

ポーランドで生まれ、アメリカで歿した3名のユダヤ人作曲家の秘曲集

  • アーティスト:ベルリン・ポーランド弦楽四重奏団
  • レーベル:EDITION ABSEITS
  • 品番:EDA-43
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:60:12

TRACK LIST

ポーランド・アブロード~弦楽四重奏

①ワーグハルター:弦楽四重奏曲ニ長調
②ストラスフォーゲル:弦楽四重奏曲第1番
③ラトハウス:弦楽四重奏曲第5番Op.72

ベルリン・ポーランド弦楽四重奏団
録音:2017年7月16-18日/イエス・キリスト教会(ベルリン)

★生まれはポーランドながら、国外で活躍した作曲家の業績を見直すシリーズの最新盤。今回は1881年生まれのイグナツィ・ワーグハルター、1895年生まれのカロル・ラトハウス、1909年生まれのイグナツィ・ストラスフォーゲルという3名のユダヤ系作曲家の弦楽四重奏曲を集めています。
★ワーグハルターはベルリンで教育を受け、1912年には現在のベルリン・ドイツ・オペラであるシャルロッテンブルクに新設されたオペラ劇場の首席指揮者となり、こけら落とし公演を行います。第二次世界大戦が勃発するとアメリカへ移り、黒人音楽家によるオーケストラを設立するなど人道的活動を行いました。
★ストラスフォーゲルは13歳でレオニード・クロイツァーにピアノを、14歳でシュレーカーに作曲を学び、将来を嘱望されますがナチスの台頭でアメリカへ移住します。ニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場でコレペテなどをしながら働き、1994年まで存命しました。作品には十二音技法なども用いていますが、いつも旋律的であるのが特徴。
★ラトハウスは以前「退廃音楽」で注目されました。彼も最終的にアメリカへ移住、ニューヨーク市立大学で作曲を教えました。弦楽四重奏曲第5 番は最晩年の作で、シンプルで透明な世界が独特の魅力を放っています。
★ベルリン・ポーランド弦楽四重奏団はベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のポーランド人メンバーにより2002年に創設された団体。20世紀ポーランドの作曲家による弦楽四重奏曲の開拓と普及を主眼に活動しています。

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