★シカゴ出身のジャズ・ヴォーカリスト、サシャル・ヴァサンダーニとフランス生まれのピアニスト、ロメイン・コリン、ニューヨークを拠点にする二人がコロナ禍でリリースし好評を博した『Midnight Shelter』に続き、そのコンセプトを深化させた本作『Still Life』が登場！！
★サシャル・ヴァサンダーニ(1978年)は、1999年にダウンビート誌によって大学生ジャズヴォーカリスト・オブ・ジ・イヤーに選出され、ウィントン・マルサリスとリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラと共演。2007年にはMack Avenue Recordsから『Eyes Wide Open』でアルバムデビュー、2009年にリリースした『We Move』はニューヨークタイムズ誌の批評家選に選出、2010年にはダウンビート誌の批評家投票においてライジング・スター・ジャズ・ヴォーカリストに選ばれている。
★ロメイン・コリン(1979年)は、フランス生まれのジャズピアニスト/作曲家。バークリー音楽大学でシンセサイザーを専攻。2007年には、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、テレンス・ブランチャードが選抜したアンサンブルのピアニストとして、ハービー・ハンコック・インスティテュート・オブ・ジャズを全額少額金を得て卒業。ハンコックやショーターと国際的なツアーを行い、マーカス・ミラー、ジミー・ヒース、テレンス・ブランチャードとステージを共にし、ラリー・ゴールディングス、ラッセル・フェランテ、ロン・カーター、チャーリー・ヘイデン、マルグリュー・ミラー、ウィントン・マルサリスの下で勉強。ハーモニカの名手グレゴア・マレとギタリストのビル・フリゼールとのトリオで『アメリカーナ』（ACT、2019年）をリリースし、グラミー賞の最優秀現代楽器アルバム部門にノミネートされている。
★コロナ禍での心の避難所となるべく生み出された前作『Midnight Shelter』では華美な装飾を排し、編集で取り除かれることも多い雑音もほぼそのまま記録。ピアノと声によるシンプルで内省的な表現にこだわり、好評を博した。本作では、ピアノにスタインウェイが選ばれたことにより、ロメイン・コリンは鍵盤全体からより多くの音色を引き出すことができるようになり、前作のコンセプトはそのまま、静謐さと深度を増した演奏となっている。ビリー・アイリッシュ、ピーター・ガブリエル、サイモン＆ガーファンクル、サム・スミスなど、ジャンルを越えたカバーやオリジナルをしっとり聴かせてくれる。