ドイツ・レクイエム

ワルター&ウィーン・フィルのドイツ・レクイエム、“幻の名盤”ついに国内盤初登場!

  • アーティスト:ブルーノ・ワルターウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、イルムガルト・ゼーフリート、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
  • レーベル:EPITAGRAPH
  • 品番:EPITA-019
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:UHQCD
  • その他の製品情報:MONO 国内製造品
  • 収録時間:66:56
  • 付属品:日本語帯・解説・歌詞対訳付

TRACK LIST

ヨハネス・ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45

ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
エジンバラ音楽祭合唱団
録音:1953年9月8日エジンバラ音楽祭、アッシャーホール、エジンバラ(ライヴ)
Produced by Epitagraph

★ブルーノ・ワルターによるブラームス「ドイツ・レクイエム」は5種のライヴ(①1950年ストックホルム、②52年カーネギーにおけるニューヨーク・フィル(NYP)盤、③52年ローマ・イタリア放送響盤、④53年エジンバラにおけるウィーン・フィル盤、⑤54年カーネギーにおけるNYP盤)のほか、54年12月にNYPを指揮してセッション録音(当時のコロンビア・レコード)をのこしていますが、ファンの間で「もっとも感動的で劇的、すごい演奏」と騒がれていた④が、ついに国内盤CDで登場します。しかもUHQCDで!
★聖書のドイツ語訳を歌詞に用いたことから、ブラームスの『マタイ』とも言われているこの名曲にワルターは愛着を示していました。1950/51年シーズンにブラームスの作品をNYPと録音する機会がありましたが、独唱者と合唱にかかるコストの問題で断念。52年のライヴ、前述の②では英語歌唱、③はイタリア語歌唱で行われています。そして1953年9月にエジンバラ音楽祭で演奏された④。ワルターの深く、激しく、重々しい情念のもと、ウィーン・フィルは強靭かつしなやかに美音を響かせ、ゼーフリート、フィッシャー=ディースカウは感動的な歌声!ワルターとの共演は初めてとなったフィッシャー=ディースカウはこのとき28歳。ワルター自身のピアノでリハーサル、指導を受けたときの思い出を『自伝』で語っています。音楽祭のため編成された合唱団はイギリスのコーラスの伝統に裏打ちされた立派なもの。第2曲の葬送行進曲、第6曲の「怒りの日」ではオーケストラ、独唱、合唱が一体となった凄まじい迫力の盛り上げを見せ、これを聞くとワルターが最後の年にNYPとセッション録音を残したものの、「ざらついた合唱と混濁したオーケストラの音」(『ブルーノ・ワルター~音楽に楽園を見た人~』エリック・ライディング&レベッカ・ペチェフスキー共著、高橋宣也訳、音楽之友社刊2015年)への不満から、生前はレコード発売を許可せず、お蔵入りにした理由もわかるというものです。
★1953年9月8・10日、エジンバラ音楽祭でオール・ブラームスのプロ(ほかに「悲劇的序曲」「ハイドン変奏曲」)で行われた2日間の初日の録音。この音源の発売は、これまで一般には入手しがたい米ワルター協会のLP、同系WINGレーベルのCD、アンドロメダのCDしかありませんでした。エピタグラフ・レーベルの発売はラジオ中継された放送原盤より復刻されたテープからのCD化で、一般市販での発売、国内盤初登場になります!
音質は復刻につきまとうノイズこそ少し残っているものの、高域の伸び、低域の重厚さ等、比較的良好で鮮明な音。しかも“高音質CDの決定版”であるUHQCDで発売!限定発売となっておりますのでお早めにお求めください。

(エピタグラフ)・・・歴史的価値ある音源の発掘・蒐集・復刻を目的に2019年に立ち上げた国内の自主制作レーベル。旧エピタフォーン・レーベル。「フルトヴェングラーの第九(1953.5.30)」EPITA-001、「ブラームス:交響曲第3番他/クナッパーツブッシュ」EPITA-002/3 の2点を皮切りに、これまで、CD11点を発売中。

◆レコード芸術 2021年8月号 準特選盤
◆レコード芸術 2021年9月号 特選盤

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