ヘヴィメタとラフマニノフの結合? 新時代のロシア音楽
- アーティスト:コンスタンチン・ココウロフ
- レーベル:EVIDENCE
- 品番:EVCD-062
- ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- その他の製品情報:ディジパック仕様
ヘヴィメタとラフマニノフの結合? 新時代のロシア音楽
Notes
ココウロフ:
①燃える太陽
②つむじ風
③魔女の家で
④内なるエレジー
⑤森の住民
⑥シベリアの声
⑦氷穴
⑧追憶のワルツ
⑨エアー(ジェイソン・ベッカー原曲)
⑩アウトロ
パヴェル・シャツキー(ピアノ)
ベルンハルト・ヴュンシュ(指揮)
スコアリング・ベルリン管弦楽団
エフゲニー・ヴォルコフ(指揮)
スヴェシニコフ国立アカデミー合唱団
録音:テルデックス・スタジオ(ベルリン)、マトヴェンコ・スタジオ(モスクワ)
★コンスタンチン・ココウロフは1992年イルクーツク生まれのピアニストで作曲家。20歳の時、家族とともにクロアチアのザグレブに移住し、この地で活躍しています。デス、パンテラ、ドラゴンフォースなどヘヴィメタやパンクを聴いて育ち、後にクラシック音楽を学びました。クラシック作曲家としてはチャイコフスキー、ムソルグスキー、ラフマニノフらの伝統を受け継ぐロマンティックで流れるようなメロディとボルテージの高さに、ポップな感覚を加えた新しいロシア音楽を示しています。
★ここに収められた10曲はいずれもココウロフの作風を明確に表していますが、興味深いのは30年前にリリースされたジェイソン・ベッカーのアルバム「Perpetual Burn」のAirをピアノとオーケストラへのカバー。完全なロシアのオーケストラ曲となっているのが聴きもの。他も映画音楽風、ゲーム音楽風の壮大な世界が広がり、ピアノやオーケストラが熱く謳いあげます。興味深いのはベルリンで器楽部分、モスクワで合唱部分を別々に録音してミキシングしていること。全く自然な出来に感心させられます。ロシア音楽好きには超オススメの不思議なアルバムです。