絶世の美少年をめぐる17世紀演劇界の人間模様
- アーティスト:フロレンティン・オペラ団
- レーベル:REFERENCE RECORDINGS
- 品番:FR-736
- ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
- 価格:オープン価格
- 形態:2CD
絶世の美少年をめぐる17世紀演劇界の人間模様
歌劇「役者王子」
カーライル・フロイド:歌劇「役者王子」(2016)
フロレンティン・オペラ団
ウィリアム・ボッグス(指揮)
ミルウォーキー交響楽団
録音:2018年10月12&14日/マーカス・センター、ウイエレイン・ホール(ミルウォーキー)
★1926年生まれ、現在93歳で現役のアメリカの作曲家カーライル・フロイド。2016年作の最新オペラが世界発録音されました。
★「役者王子」は17世紀王政復古期イギリスで絶大な人気を誇った最後の女形スター、エドワード・キナストン(1640‐1766)を主人公にしています。キナストンは絶世の美少年で、美しいソプラノで演じるシェイクスピア劇は理想的で、国王チャールズ二世もごひいきだったといわれています。演劇界の大物たちから調教され同性愛に目覚めるものの、女役は女優が演じるという価値観の変化とともに自己への疑問が生じ、協力者マーガレットへの愛で異性愛者となります。
★カーライル・フロイドは、17世紀の史実ながら、今日のアメリカ芸能界に巣食う病魔になぞらえ問題提起しています。音楽は王政復古時風な舞曲や民謡も採り入れ、叙情性と現代性をうまくミックスしています。