Trip Mode

10代にしてマイルス・デイビス・バンドでツアー
ハッチャーソン、サンボーンとの共演作でも好演が光った
デフランセスコ、2年振りの新作
オルガンはもちろん、トランペット、ピアノもすべて達者!

  • アーティスト:Joey DeFrancesco
  • レーベル:HIGH NOTE RECORDS(US)
  • 品番:HCD-7281
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Joey DeFrancesco / Trip Mode

1. Trip Mode
2. Who Shot John?
3. Arizona Sunrise
4. In That Order
5. Cuz U No
6. On Georgian Bay
7. The Touch of Your Lips
8. Traffic Jam
9. What's Your Organ Player's Name?

メンバー:Joey DeFrancesco(org, p-M3.6.7, key-M8, tp-M3.6.7, vo-M7),
Dan Wilson(g), Mike Boone(b), Jason Brown(ds)

★現代屈指のオルガン奏者ジョーイ・デフランセスコの2年振りの新作。
★10代にして、ハンク・モブレイやフィリー・ジョー・ジョーンズと共演し、89年にはマイルス・デイビスのツアーに参加。自身のリーダー作も、マイルスのツアーと同時期にコロムビアからリリースし、94年にはジョン・マクラフリンの名作『After the Rain』に全面参加。そのキャリアからはすでに”ベテラン”というイメージもありますが、実は、1971年生まれ、44歳。今キャリアの第二の絶頂期を迎えようとしています。
★そんなデフランセスコ、今回は、なんと、オルガンの他にピアノ、トランペット、そしてヴォーカルも披露してくれます。そのトランペットはマイルスのエレガントさと、チェットのアンニュイな雰囲気あり、ピアノにはハンク・ジョーンズに通じるようなカントリー的なテイストと可憐さあり、ヴォーカルには、ポップかつダンディで哀愁漂うシナトラを彷彿とさせ、どんな楽器も味わいも豊かに披露しているからびっくり。これこそ、音楽一家に育ったサラブレット的な人の才能でしょう。
★もちろん、オルガンも絶好調!グルーヴ感にあふれるリズムにのって、アーシーでファンキーなサウンドは、健在です。そんな中、デイヴィッド・サンボーンとの共演の影響もあってでしょうか?ジャズの即興的な演奏に加え、今回は、キャッチーさが増したのも魅力の一つ。M-2.8辺りには、ニューオリンズ・ファンク、R&B的なサンボーン・バンドのソロ演奏を彷彿とさせるものがあり、サウンドがソフィスティケイトされてドラマティックになった印象。このあたり、デフランセスコにおけるネクスト・ステージとも言えそうです。
★正に多彩さを見せてくれた一作。これで今後もますます楽しみです。

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