アダージョとフーガ
~W. A. Mozart after J. S. Bach

天才モーツァルトを介して聴く大バッハ。
ベルリン古楽アカデミーが冴える!

  • アーティスト:ベルリン古楽アカデミー
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902159
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

アダージョとフーガ~W. A. Mozart after J. S. Bach
①プレリュードとフーガ ニ短調 K405/4(J.S. バッハ:平均律第2巻第8番 嬰ニ短調 BWV 877)
②ラルゲット・カンタービレ ニ長調&フーガ K405/5(J.S. バッハ:平均律第2巻第5番 ニ長調 BWV 874)
③アダージョとフーガ イ短調(J.S.バッハ:平均律第1巻第22番 変ロ短調 BWV 867)
④アレグロ ハ短調 K.Anh.44&2台チェンバロのためのフーガ K426
⑤アダージョ・カンタービレ&フーガ 変ホ長調(平均律第2巻第7番 変ホ長調 BWV 876)
⑥弦楽のためのアダージョとフーガ ハ短調 K546
⑦アダージョとフーガ ホ長調 K405/3(平均律第2巻第9番 ホ長調 BWV 878)
⑧アダージョとフーガ ロ短調(平均律第1巻第4番 嬰ハ短調 BWV 849)
⑨アダージョとフーガ ニ短調(平均律第1巻第4番 嬰ハ短調 BWV 849)
ベルリン古楽アカデミー
録音:2012年9月13-15日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

★ベルリン古楽アカデミー久々のアンサンブルもの新譜の登場。圧巻の「フーガの技法」(HMC 902064)のあとは、ヤーコプスのプロジェクトで「魔笛」や「マタイ受難曲」、またペルゴレージの作品などで鮮烈な音色を聴かせてくれていたベルリン古楽アカデミー。このたびリリースされるのは「W.A.Mozart after J.S.Bach」と題された、モーツァルト編曲のバッハ作品を中心とした1枚です。 興味深いのが、平均律の室内楽編曲版。バッハの平均律が出版されたのは1801年のことでしたが、モーツァルトは、ヴァン・スヴィーテン伯爵を介して、バッハの平均律の存在を知ります。モーツァルトは、来る日も来る日もオリジナルの資料にあたって平均律を研究、4声体の5つのフーガを2 つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために編曲しました。これはKV 405 というコレクションの中に収められており、ヴァン・スヴィーテン伯爵のサロンでのマチネー演奏会で演奏されたと考えられています(1782 から83 年にかけてのこと)。この盤には5 曲のうち3 曲が収められています。プレリュードはバッハの平均律のプレリュードとは必ずしも同じものではありませんが、すべてモーツァルトによる(と考えられる)ものです。 K番号が付されていないものは、オーストリア国立図書館に収蔵されている、モーツァルトと非常に関連が深い(コピストが同じ、など)と考えられるものの、作曲者不詳の楽曲。K.546の弦楽のためのアダージョとフーガは、K.426の2台のクラヴィーアのためのフーガのモーツァルト自身による編曲版ですが、一層声部の動きが明瞭で、ベルリン古楽アカデミーの面々の腕も冴えわたっています。 天才モーツァルトを介して知るバッハの新しい世界に興味津々の一枚です!
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