ウニ・ヴェール

「グラッペリ」の名を冠した名器を用いての録音!

  • アーティスト:マティアス・レヴィ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-902506
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:40:43

TRACK LIST

マティアス・レヴィ:UNIS VERS
1. Intro 0’49
2. Ginti Tihai
3. Sur le fil
4. Home de l’êtrel
5. Interlude
6. Unis vers
7. Extatique
8. Thelonious
9. Rêve d’éthiopiques
10. Kind of folk
11. Soleil dans les feuilles d’un arbre

マティアス・レヴィ(ヴァイオリン/ピエール・エル製“グラッペリ”1924年)
ジャン=フィリップ・ヴィレ(コントラバス)
セバスティアン・ジニオー(ギター、チェロ)
ヴァンサン・セガル(チェロ)
ヴァンサン・ペイラニ(アコーディオン)

録音:2018年10月

★フランスのジャズの神様、ステファン・グラッペリが愛奏していた楽器を用いての録音。この“グラッペリ”と呼ばれるピエール・エル製作のヴァイオリンは、パリの音楽博物館所蔵の品。20世紀初頭のパリのヴァイオリン制作の素晴らしい技術を物語っていると同時に、ジャズの歴史にとっても重要な楽器となっています。
奏者のマティアス・レヴィは1982年生まれのジャズ音楽家。クラシック・ピアノとヴァイオリンを学び、ソルフェージュも修めましたが、ジャズに傾倒(特にジョン・ゾーン)し、ジプシー・ヴァイオリンにものめり込んでいったという経歴を持ちます。たしかな技術と、様々なスタイルの音楽から得たリズムやハーモニー感覚を活かし、深い語り口の演奏を聴かせます。
★ピエール・エルというメーカーは、ガルネリを目指して楽器制作をしていました。ピエール・エルはティボーやイザイといった演奏家とも懇意にし、エネスコは1924年のアメリカ・ツアーの際にピエール・エルの楽器を使用していました。1924年製の“グラッペリ”という楽器は、ピエール・エルのキャリアの絶頂期に作られたもの。最初のオーナーはミシェル・ワーロップ。彼が1929年にこの楽器をかのグラッペリに献呈しました。グラッペリがジャンゴ・ラインハルトらと録音した音源はすべてこの楽器を用いて演奏されたということになりましょう。1963年のデューク・エリントンとのセッションでも、この楽器を用いたと考えられます。1980年代になり、グラッペリはグァダニーニの楽器を用いるようになりましたが、このピエール・エルの楽器も定期的にメンテナンスしていました。1995年、グラッペリはその死の2年前に、この楽器を音楽博物館に寄贈しました。

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