メルニコフがブラームスのピアノ協奏曲第1番に挑戦。作曲当時のブリュトナー・ピアノの深い音色が絶妙!
- アーティスト:アレクサンドル・メルニコフ、アイヴァー・ボルトン、バーゼル交響楽団
- レーベル:HARMONIAMUNDI
- 品番:HMM-902602
- ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
メルニコフがブラームスのピアノ協奏曲第1番に挑戦。作曲当時のブリュトナー・ピアノの深い音色が絶妙!
①ブラームス:悲劇的序曲Op.81
②同:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
③ケルビーニ:歌劇「エリザまたはモン・サン・ベルナール氷河への旅」序曲
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ。1859年頃ブリュトナー製)②
アイヴァー・ボルトン(指揮)
バーゼル交響楽団
録音:2020年6月/ランドガストホフ・リーエン(スイス)
★絶好調のメルニコフがブラームスの協奏曲に挑戦。それも師リヒテルが得意とした2番ではなく、彼が弾かなかった第1番をあえて選んでいます。
★注目はこの曲が発表された1859年頃に製作されたブリュトナー・ピアノを用いていること。オーケストラはモダンのバーゼル交響楽団ですが、バロック・オペラや古楽器に精通するアイヴァー・ボルトンが指揮を務めているため、一種独特な音世界にひたれます。
★カップリングはブラームスの「悲劇的序曲」とケルビーニの歌劇「エリザまたはモン・サン・ベルナール氷河への旅」序曲。後者はスイスを舞台にした作品で、オペラ指揮者でもあるボルトンの真骨頂とも言えますが、実はブラームスのピアノ協奏曲が世界初演の5日後にライプツィヒで作曲者独奏のもと行われた際、最初に演奏された曲とのこと。この時の協奏曲は大失敗に終わり、ブーイングの嵐にブラームスは傷ついたとされます。
★もちろん当アルバムのメルニコフは充実の名演。ブリュトナーの深みのある音色、じっくり解きほぐしていく語り口、クライマックスでの圧倒的な音楽と音量の大きさなど、成熟ぶり著しい姿を伝えてくれます。
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