サン=サーンス:交響曲第3&4番

威圧感、重苦しさ無縁の爽やかな
サン=サーンスの「オルガン付き」

  • アーティスト:フランソワ=グザヴィエ・ロト、レ・シエクル、ジャン=フランソワ・エッセール、ダニエル・ロト
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-905348
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

サン=サーンス:
①交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン付き」 
②ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44

①ダニエル・ロト(オルガン/グラン・カヴァイエ=コル(1862年)、サン=シュルピス教会、パリ)
②ジャン=フランソワ・エッセール(エラール製ピアノ(1874年))
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)レ・シエクル
録音:2010年5月16日/サン=シュルピス教会(パリ)①、6月16日/オペラ・コミック②(ともにライヴ)

★ロト&レ・シエクルのサン=サーンス、ASM 04/KKC 5197(ともに廃盤)の再発盤の登場です。
★サン=サーンスの交響曲第3番は名作の誉れ高いものですが、物々しく演奏されるのが常でした。しかし作曲者サン=サーンス本来の資質は軽妙でオシャレ、威圧感や重苦しさとは無縁のはず。そうした疑念を解消する演奏がついに登場しました。フランソワ=グザヴィエ・ロトが古楽器オーケストラ「レ・シエクル」を指揮したもので、古楽器による同曲のCD も初めて。まさに物々しさや重苦しさは姿を消し、テンポも早めで、オルガンも荘厳というより、そよそよと風が吹くような爽やかさ。これぞサン=サーンスが思い描いた響き、とまさに目から鱗が落ちる思いがします。オルガンを受け持つのはフランソワ=グザヴィエの実父で有名なオルガニスト、ダニエル・ロト。パリのサン=シュルピス教会の名器が素晴らしい響きを聴かせてくれます。カップリングはこれもシリアスな曲調で名高いピアノ協奏曲第4番。ジャン=フランソワ・エッセールが1874年製のエラールのフォルテピアノでいとも見事に披露。まるで古典派協奏曲のようなたたずまいとなっています。

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