ピカソと音楽

「音楽」という視点から天才ピカソを俯瞰する
“Les musiques de Picasso”ピカソと音楽

  • アーティスト:フランソワ=グザヴィエ・ロト、パブロ・エラス=カサド
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMX-2908980
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

ピカソと音楽

[CD1]
・Guitares Gitanes:ファンダンゴ、エル・マラゲーニョ
・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より第2楽章 アダージョ、ある貴紳のための幻想曲
〔マルコ・ソシアス(ギター)、リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕
・ファリャ:カンシオン、アンダルシアのセレナータ〔ハビエル・ペリアネス(ピアノ)〕/
バレエ音楽「恋は魔術師」より悩ましい愛の歌、火祭りの踊り、きつね火の踊り
〔マリーナ・エレディア(カンタオーラ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ パブロ・エラス=カサド(指揮)〕
・サラサーテ:カルメン幻想曲〔グラフ・ムルハ(ヴァイオリン)、ナタリア・グース(ピアノ)〕
・ストラヴィンスキー:小管弦楽のための組曲第1番〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕
・グラナドス:ゴイェスカス~ファンダンゴのフィナーレ〔BBC交響楽団&シンガーズ、ポンス指揮〕
・ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」よりタランテッラ〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕
・ミヨー:スカラムーシュよりVif〔スペンドンク(クラリネット)、アレクサンドル・タロー(ピアノ)〕
・ドビュッシー:仮面〔アラン・プラネス〕
・サティ:操り人形は踊っている

[CD2]
・ストラヴィンスキー:兵士の物語〔ジャン=クリストフ・ガイヨ(指揮)〕/
クラリネット・ソロのための3つの小品〔ワルター・ブイケンス(クラリネット)〕/
「プルチネッラ」よりセレナータ〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス(指揮)〕
・オネゲル:クラリネットとピアノのためのソナチネ〔スペンドンク(クラリネット)、タロー(ピアノ)〕
・ドビュッシー:マンドリン〔ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)、ユージン・アスティ(ピアノ)〕/
シランクス〔フィリップ・ベルノー(フルート)〕/
牧神の午後への前奏曲〔レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)〕/
6つの古代墓碑銘〔アラン・プラネス(ピアノ)〕
・サティ:最後から2番目の思想より朝の歌〔アレクサンドル・タロー(ピアノ)〕
・ラヴェル:「鏡」より道化師の朝の歌〔パリ管弦楽団、ジョゼプ・ポンス(指揮)〕/
ダフニスとクロエより第3部〔アンサンブル・エデス、レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)〕
・ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」〔マーラー・チェンバー・オーケストラ、パブロ・エラス=カサド(指揮)〕

★2020年4月から8月までパリのフィルハーモニーで行われるピカソ展に合わせて制作された企画盤。ピカソは毎日音楽を聴いていたわけでもなく、また、自身は楽器を演奏しませんでしたが、音楽は彼の創造性をかきたてるものでした。音楽は、ピカソにとって、主題(題材・・・音楽家やダンサー、楽器、楽譜を描いた一連のイメージに見られるように)であり、メタファー(著作や演劇プロジェクトにみられる歌の断片や音楽的な暗示)でした。また、バレエなど舞台作品の美術を依頼されてもいましたし、同時代の数え切れない音楽家、作曲家、歌手とも交流がありました。この2枚組では、ピカソが幼い頃に聴いていたジプシーの子守歌や、カフェ「クアトロ・ガッツ」で出会ったアルベニスらの音楽、また、マンドリンの楽器が描かれた作品(ドビュッシーの「マンドリン」)、パリで親しんだ「六人組」の作品、ピカソが美術を手がけたバレエ作品の音楽など、「音楽」という視点から見たピカソの芸術を俯瞰することができます。すべての道は驚異の天才ピカソへとつながる、そんな気さえするくらいに、ピカソという人物のもとに、当時の最先端の人間と優れた音楽が寄り添っていたことに感じ入る内容となっております。

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