J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集

オランダで活躍する古楽の名手2人
天野乃里子&山縣さゆりによるバッハのソナタ
レコードならではの深い味わいと美しさ

  • アーティスト:天野乃里子、山縣さゆり
  • レーベル:LA COMPAGNIE BAROQUE
  • 品番:KKC-1209/10
  • 国内盤:(国内企画)
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:¥7,000 (税込)
  • 形態:2LP
  • 収録時間:[LP1-A]14:55 [LP1-B]18:48 [LP2-A]17:35 [LP2-B]21:13
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集

[LP1-A]
ソナタ第2番 イ長調 BWV1015
[LP1-B]
ソナタ第4番 ハ短調 BWV1017

[LP2-A]
ソナタ第6番 ト長調 BWV1019
[LP2-B]
アダージョ(BWV1019初稿譜より)
チェンバロ独奏(BWV1019初稿譜より)
ソナタ第1番 ロ短調 BWV1014

天野乃里子(チェンバロ;アンソニー・サイデ Anthony Sidey 製、1998年)
山縣さゆり(バロック・ヴァイオリン:ヤコブ・シュタイナー Jacob Stainer 製、1669年頃)
録音:2019年11月11-14日/オランダ、ヴェルプ、エマウス修道院

オランダの歴史ある楽団でコンサート・ミストレスを務める山縣さゆり。その丁寧で落ち着きある大らかなヴァイオリン。それとは対照的に、躍動的で情熱的で集中度の高い天野乃里子のチェンバロ。水と油のようでありながら、息が合った合奏が成立しているおもしろさ。(音楽評論家・許 光俊)

★2021年に2枚組CDとして発売されレコード芸術誌で特選盤に選ばれるなど好評を博した、天野乃里子と山縣さゆりによるバッハのヴァイオリン・ソナタ集がLPで登場。2枚のLPに無理なくカッティングできるよう収録曲を厳選しつつ、貴重な異稿録音も取り上げています。美しい残響を持つ修道院での録音で、あたたかく豊かな音楽が自然と沸き起こってくるような素晴らしい演奏。ジャケットデザインも美しく、レコードとの相性抜群です。古楽の最新録音でLPというのもあまりなく注目に値します。CD版と同じくオランダ在住の天野乃里子による自主レーベルからの発売で、商品は輸入盤となります。見開きジャケット内側に、英語と日本語の解説を掲載。
★「バッハは、バロック時代の作曲家の中でも、最も重要な芸術家として有名ですが、ある意味では、彼の作品は、当時の典型的なバロックの作品からも、遠大にまた孤高にかけ離れたとも言えるもので、“バッハ”というジャンルが存在すべきかもしれません。彼の作品は、和声、メロディ、リズムを精緻に組み合わせた独創性で、それまでの音楽で表現されていたものの境界を遥かに超える質を達成していますが、この6曲計25楽章の中に、その要素は豊かに表現されていて、我々もリハーサルをどれだけ積んでも、さらに新たな発見が常にあります。(天野乃里子)」

※当アルバムは国内仕様のみのご案内となります。


2枚組CD版(ソナタ全6曲+異稿3トラック収録)
◆KKC-6407/8
レコード芸術 2021年11月号 特選盤

Artist

天野乃里子
横浜雙葉学園高校卒業後、桐朋学園音楽科卒、慶応大学文学部美学美術史学科卒。その後、オランダに留学し、ハーグ王立音楽院を経て、アムステルダム・スウェーリンク音楽院を演奏家ディプロマを得て卒業(国家演奏家資格習得)。ソロCD「バロックの真珠たち」をはじめ、デュオやガスパリーニのオラトリオ世界初演CD録音にも参加。2016年春、幻の名曲ゴールドベルグ作曲のニ短調チェンバロ協奏曲を東京上野文化会館にて日本初演。2017年、太田彌生氏作曲によるチェンバロと竜笛の為の曲「平けく 安けく」(天より遣わされた鳳凰と龍が、地を浄め、平安を願い舞う)を東京にて世界初演。2018年に文化パステルの活動として、赤十字の創設者アンリ・デュナン氏をちなんだベネフィット・コンサートをオランダ、アムステルダムにて企画主催。その他、多彩な活動を行う。2019年、オランダ・バロック室内楽団「バロックの真珠たち」を音楽監督として設立。2020年6月12日に3ヶ月に渡るコロナ・ロックダウン後初めてとなるアムステルダム・コンセルトヘボウでのオープニング・コンサートを山縣さゆり氏と共に開催。30人の聴衆に向けて、このCDにも録音したバッハのプログラムを披露。その模様はライブストリーミングで世界中に発信され、叙情豊かなバッハの音楽であったと大きな反響があり、音楽が人類に必要不可欠であると再認識される夜になった。2021年以降も、魅力的なバロック・シリーズをオランダを拠点とし欧州各地、また日本等で展開予定。

山縣さゆり
東京生まれ。2歳でヴァイオリンを始め、1970-73年、上條尚人氏に師事、大阪・相愛学園の音楽教室に通う。全日本学生音楽コンクール小学生、中学生の部で1位、2位に入賞。1974-84年、東京・桐朋学園音楽教室、高校、大学にて、モダン・ヴァイオリンを故鷲見三郎、石井志都子両氏に師事。学生時代より、バロック・ヴァイオリンに興味を持ち始め、有田正広、有田千代子、鈴木雅明、鈴木秀美、若松夏美、寺神戸亮氏らと数多く共演。1984年、オランダのデン・ハーグ王立音楽院でルーシー・ファン・ダール氏にバロック・ヴァイオリンを学ぶために渡欧、 1987年にソロ・ディプロマを取得し卒業。1985年に故フランス・ブリュッへン指揮の18世紀オーケストラのメンバーとなる。又同時に、シギスヴァルト・クイケン指揮のラ・プテイットバンドや、オランダ・バッハ協会にも加わり、2005年からはバッハ協会のコンサートマスターを務める。ヨーロッパの多くの国々、そしてオーストラリア、アメリカ、中国など、世界の各地で数多くのコンサートツアー行う。その他様々なアンサンブルと多数のレコーディングを行い、グスタフ・レオンハルト、ボブ・ファン・アスペレン、アンナー・ビルスマ氏らと共演。またメイン・メンバーとして、ムジカ・アンフィオン、ラルモニア・ソノーラ等と定期的に演奏。2014年にアムステルダム音楽院にてバロック・ヴァイオリンの教師に就任。

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