★おなじみアウディーテ・レーベルの「1stマスター・リリース」シリーズ、こんどの国内リリースはルツェルン音楽祭でのフルニエ。人気NO1のチェロ協奏曲、フルニエとケルテスの共演です！ ★ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、フルニエにとって、クーベリック指揮フィルハーモニア管（1948）、クーベリック指揮ウィーン・フィル（1954）、セル指揮ベルリン・フィル（1962）のセッション録音、またチェリビダッケ指揮フランス国立管（1976）などのライヴ録音がディスク化されているほどの得意曲ですが、1967年にルツェルン音楽祭でケルテスと歴史的共演を残していました。ケルテスはドヴォルザークを得意としていましたが、この曲の正式録音を果たすことなく72年に事故死してしまったため、まことに貴重です。瑞々しい響き、溌剌とした抒情を繰り広げるケルテス。気品と円熟の技巧を見せるフルニエ。二人の気心が合致したとにかく美しい演奏！真正ステレオの音質は目覚ましいほど生々しく、感動的です。 ★カプリングのサン＝サーンス1番もフルニエはマルティノン＆ラムルー管と60年に名録音を残している得意曲。ライヴならではの気迫のこもった熱演を展開。音もモノラルながら鮮明です。 ★最後の「鳥の歌」はフルニエ70歳のときの演奏。カザルスへ捧げる旨のスピーチのあと、“神の領域” にまでふみこんだ感動的シーンを展開しています。音も真正ステレオで臨場感あふれる収録となっています。