『孤独の歌』

細川俊夫、大島ミチル、アホ、マンスリアン、セレブリエールなどが作曲した2020年最新作を収録。
コロナ禍で生まれた戸川ひよりの渾身作!

  • アーティスト:戸川ひより
  • レーベル:BIS
  • 品番:KKC-6346
  • 原盤品番:BIS SA-2533
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:¥3,300 (税込)
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル BIS ecopak
  • 収録時間:78:54:00
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

『孤独の歌 - ヴィオラ・ソロの音楽』

①細川俊夫(1955–)【横浜】:Sakura/Solitude(さくら/孤独)(2020)
②ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750):サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010》より)
③ヨハンナ・ドーデラー(1969–)【シュミダタル、オーストリア】:Shadows(影)(2020)
④ホセ・セレブリエール(1938–)【ニューヨーク】:Nostalgia(郷愁)(2020)
⑤J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007》より)
⑥ティグラン・マンスリアン(1939–)【イェレヴァン(エレバン)、アルメニア】:Ode an die Stille(沈黙に寄せる頌歌)(2020)
⑦大島ミチル(1961–)【ニューヨーク】:Silence(沈黙)(2020)
⑧J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009》より)
⑨カレヴィ・アホ(1949–)【ヘルシンキ】:Am Horizont(地平線にて)(2020)
⑩ジョン・パウエル(1963–)【ロサンジェルス】:Perfect Time for a Spring Cleaning(噴水清掃にうってつけの時)(2020)
⑪J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011》より) 
⑫クリスティーナ・スピネイ(1984–)【ナッシュヴィル、テネシー州】:Keep Moving(動きつづけろ)(2020)
⑬リーアン・サミュエル(1944-)【プルヘリ、ウェールズ】:Salve Nos(われらを救いたまえ)(2020)
⑭J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008》より) 
⑮ゲイブリエル(ガブリエル)・プロコフィエフ(1975–)【ロンドン】:
  Five Impressions of Self-Isolation(自己隔離で思う5つのこと)(2020)
  Calling Out…(掛け声をかける)
  Wine for One(ひとりで開けるワイン)
  Only Birds in the Sky(空の鳥だけが)
  How Many Weeks…?(いったい何週間…?)
  Back to the English Garden(イギリス式庭園にもどる)
⑯J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012》より)
⑰フェデリコ・ガルデッラ(1979–)【ミラノ】:Consolation(慰め)(2020)

戸川ひより(ヴィオラ/アントニオ・カッシーニ1690年頃製作)
セッション録音:2020年6月、9月、10月/アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)

★SACDハイブリッド盤。『孤独の歌(Songs of Solitude)』のプロジェクトは、新型コロナ・ウィルス感染拡大のため、世界中の人々が隔離状態に追いこまれた時にヴィオリスト戸川ひよりのアイディアから生まれました。細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、ホセ・セレブリエール、ティグラン・マンスリアン、大島ミチル、カレヴィ・アホ、ジョン・パウエル、クリスティーナ・スピネイ、リーアン・サミュエル、ゲイブリエル・プロコフィエフ、フェデリコ・ガルデッラという世界各国で活躍する作曲家たちが、彼女の依頼を受け、さまざまな場所で「孤独の時」を過ごしながら作曲したヴィオラ・ソロの曲が、曲間にはさまれるバッハの《無伴奏チェロ組曲》の「ヴィオラ」による6つの〈サラバンド〉とともに演奏されます。
★「2020年の春、わたしはまだ、空っぽのベルリンのスタジオで座っていました。そして、晩夏が訪れるころ、わたしの机には新しい楽譜がいっぱい置かれ、壁には私が新しく描いた絵が掛かっていました。音と色彩に囲まれていることで、孤立しているという感覚はまったくありません。むしろ、支えられ、守られていると感じました。コンサートの聴衆がいないと音楽家としては孤独だと感じることが多かったと思います。でも、この古い音楽と新しい音楽のおかげで、これっぽっちも孤独感はありません。このことも私は『孤独の歌』で表現しました」(戸川ひより「エピローグ」より)

◆レコード芸術 2021年5月号 特選盤

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