ワンス・アポン・ア・タイム : ザ・ロスト・1965・ニューヨーク・スタジオ・セッションズ

CDも同時発売!ボブ・ジェームス自身も驚いた発掘音源!!
キャリアのターニング・ポイントーミッシングリンクを解き明かす初期作品
1965年、2つの異なるピアノ・トリオ演奏を収録
<ESPのバーナード・ストルマンをも刺激した演奏>
<メインストリームの演奏に焦点を当てたリリシズムもあふれる演奏>
クロスオーバーの世界で大成するボブ・ジェームスの才能!

  • アーティスト:ボブ・ジェームス
  • レーベル:RESONANCE RECORDS
  • 品番:KKJ-1042
  • 原盤品番:HCD-2045
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:¥2,640 (税込)
  • 形態:CD
  • 付属品:日本語帯・解説書付 (日本語書下ろし解説/ボブ・ジェームスへのインタビューの翻訳/ 小曽根真へのインタビューの翻訳を掲載)

TRACK LIST

ボブ・ジェームス / ワンス・アポン・ア・タイム : ザ・ロスト・1965・ニューヨーク・スタジオ・セッションズ

1. Serenata (5:46)
2. Once Upon A Time (7:00)
3. Lateef Minor 7th (7:36)
4. Variations (6:22)
Recorded on January 20, 1965 with Larry Rockwood on bass and Robert Pozar on drums.
5. Airegin (4:42)
6. Indian Summer (5:10)
7. Solar (5:22) - Miles Davis
8. Long Forgotten Blues (9:01)
Recorded on October 9, 1965 with Bill Wood on bass and Omar Clay on drums.

メンバー:
M1-4 Bob James(p), Larry Rockwood(b), Robert Pozar(ds)
M5-8 Two:Bob James(p), Bill Wood(b), Omar Clay(ds)

★人気ジャズ/キーボード奏者、ボブ・ジェームス。アーティスト本人も驚きの最初期の活動をとらえた発掘音源が作品化されます!!
★昨年2019年で80歳を迎えた大御所、ボブ・ジェームスは言わずもがな!フュージョン/クロスオーバー界の大人気のアーティスト。一方、1961年~65年に開催されたアメリカの音楽史上最も並外れた冒険の1つとも言われるONCE Festivalでも演奏し、1964年には、エリック・ドルフィーと共演。今なお先鋭的と言える現代音楽的な楽曲“A Personal Statement”の作曲者であることでも知られ、ESPから『Explosions』をリリース。前衛的な演奏を繰り広げていた側面も持つアーティスト。本作には、そんなボブ・ジェームスの転換期を明らかにする演奏があります。
★録音は、Resonanceの創始者であるジョージ・クラビン。作品構成は2部構成で双方1965年のもの。しかし、異なるリズム・セクションを迎え、異なるスタイルの演奏を展開しています。
★前半部は、前記“A Personal Statement”のメンバーでもあった、ロバート・ポーザーがドラムをつとめる演奏で、1月20日録音。こちらでは、プリペアド・ピアノを含む前衛的な側面もみせる演奏。そして、この演奏が、ESPのファウンダー、バーナード・ストルマンを刺激したもの。作品の解説にあるクラビンの言葉によれば、クラビンがこの演奏を聴かせたところ、ストルマンは感銘を受けて録音を決行。『Explosions』となったとあります。
★一方後半部は、10月9日録音。メインストリームな路線で、繊細さとリリシズムも記録された演奏。当時のボブ・ジェームスは、サラ・ヴォーンの音楽監督ともなって様々な音楽表現を学んだという時期。同じく、クラビンの記述によれば、1965年の後半に、クラビンはボブ・ジェームスに電話し、“『Explosions』とは対照的な演奏を録音したい”と頼んだとのこと。”エアジン”に聴くハードにスウィングする演奏と共に、ビル・エヴァンスも演奏した“Indian Summer” では、ハーモニーの美しさと繊細なバラード演奏が披露されています。また、現在に至る完璧ともいえる演奏構成 / 展開をみせる ボブ・ジェームスの才気も感じさせます。
★実は、作品の解説にあるボブ・ジェームスとゼヴ・フェルドマンとの対談によると、自身は、この録音の経緯に関して、詳細を記憶してなかった、とのことですが・・・現在では一部のファンにのみ知られる初期の”実験音楽的な試み”に関して、そのキャリアを誇りに思うと語り、「最近のファンの人の期待する音楽ではないかもしれないけれど、少なくとも、彼らの想像力が、何らかのかたちで刺激されればいいなと思ってる」とのこと。また「これらの録音が保管され、今も素晴らしい音質で存在しているなんて、まさに天からの贈り物。(中略)おかげで、僕の人生の転換期、つまり、アヴァンギャルド的な冒険の世界から、最終的に今に至る道へと、まさに方向転換しようとする自分自身を、文字通り<精神分析>することができる」と語り、「その音源がリリースされるなんてほんとうに興奮する」とも語っています。
★録音は、コロンビア大学のWollman Auditorium stageにて。半世紀以上に渡って常に第一線で活動するボブ・ジェームスの表現の幅の広さ、厚さを語り、表現の秘密を明かす作品の登場です。

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