Duets

80年代のアメリカ・ジャズ・シーン重要ギタリスト
ケヴィン・ユーバンクス&スタンリー・ジョーダンのデュオ
NY55Barでの出会いから30年,
互いをリスペクトする2人の音の会話を聴く話題作!

  • アーティスト:Kevin Eubanks - Stanley Jordan
  • レーベル:MACK AVENUE RECORDS
  • 品番:MAC-1092
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Kevin Eubanks - Stanley Jordan / Duets

1. Morning Sun
2. Summertime
3. Nature Boy
4. Someone Like You
5. A Child is Born
6. Old School Jam
7. Vibex
8. Blue in Green
9. Lights
10. Goin’ on Home

メンバー:Kevin Eubanks(electric guitar, piano),
Stanley Jordan(acoustic guitar, bass, piano, electric guitar, acoustic steel & Nylon string guitar, keyboard, vibe)

★80年代のアメリカ・ジャズ・シーンにセンセーションを巻き起こし、かつイノベーターでもあるギタリスト2人による話題の初共演作品。
★59年シカゴに生まれたスタンリー・ジョーダンは、『Magic Touch』で一世を風靡したギタリスト。言わずもがなの超絶技巧と共に、両手タッピングの技で音楽をクリエイトしたその作品はアメリカのみならず、日本でも大きく話題になり、往年のファンの方にはおなじみといえましょう。
★一方、57年フィラデルフィア生まれのケヴィン・ユーバンクスは偉大なるピアニスト、レイ・ブライアントの甥であり、ロビン・ユーバンクスと共に兄弟共にプロとして活動するなど音楽に囲まれて育った人。82年にデビューして以来、Discovery,GRP,BlueNoteと常にメジャー街道を歩んできただけでなく、アメリカでは、超人気TV番組、“Tonight Show Band”でミュージカル・ディレクターを務めたことでもあまりにも有名ですし、ギタリストとしては、ピックを使わず親指と人差し指を交互に弦をはじくスタイルで、後進のアーティストへの影響も見逃せません。
★しかし、そんな革新者にして超絶の2人でありつつ、サウンドはシンプルにして温かさ溢れるハートフルなサウンドと相成りました。
★ギター・ファンにはおなじみのNYの名クラブ、55Barで最初に会ってから30年もの年月、決定的な共演をしてこなかった二人ですが、2011年ブリティッシュ・コロンビア州の郊外の牧歌的な環境でのジャズ・フェスに出演した時に、意気投合。最初は基本、ソロ+ソロという形をとったツアーを中心に繰り返していたようですが、2013年、素晴らしい音響環境であった木造の教会でのサウンド・チェックの場が決定打となり、共演、レコーディングが決まったとのことです。
★2人の忙しいスケジュールを合わせるのは、非常に困難なこと。しかし、時間をたっぷりかけて共演を決めたアーティストたちの音には、互いのリスペクトの深さも滲みます。同じ世代で、同じ時代にデビューをして、スターになったにも関わらず、お互い不思議に競争意識なども持ったことがない、と語っているのも音を聴けば深く納得。競いあうところなど皆無で、ソロ・フレージングの音の会話はフレンドリーそのものですし、響きの重なりはまるで水彩画のようにお互いの音が活かされながら、きれいな色彩感で広がります。
★<サマー・タイム><ネイチャー・ボーイ><ブルー・イン・グリーン>といったジャズ界隈おなじみの曲他、アデル(Adele)の<サムワン・イン・ラヴ>のようなポップ・バラードも披露。切なさと大人の哀愁がたまりません。
★また、<サムワン・イン・ラヴ>と共に、サド・ジョーンズの名曲<チャイルド・イズ・ボーン>では、ケヴィンの美しいピアノも聴けます。ケヴィンにとって、「この曲を演奏してみたい」と思った人生初の曲がこの曲だったのだとか。(※スタンリーは<ブルー・イン・グリーン>でピアノを演奏)。
★50代半ばに差し掛かった二人のギタリストの年輪を感じる一枚です。

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