Gemini

エロール・ガーナーのリマスタード・シリーズ、第10弾
71年NY録音-翌年来日も果たしたメンバーによる一枚
“ビハインド・ザ・ビート”の魅力あふれるハープシコードでの演奏も2曲!
ボーナストラックは、名曲“ミスティ”

  • アーティスト:Erroll Garner
  • レーベル:Mack Avenue Records
  • 品番:MAC-1166
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Erroll Garner / Gemini

1. How High The Moon 5:09
2. It Could Happen To You 3:49
3. Gemini 4:05
4. When A Gypsy Makes His Violin Cry 6:25
5. Tea For Two 5:28
6. Something 1:51
7. Eldorado 5:54
8. These Foolish Things (Remind Me Of You) 7:03
9. Misty 2:47

 Mack Avenue Recordsの“Erroll Garner Octave Remastered Siries”は、これで10作目となり、完結まであと2枚。
 この『Gemini』は、1971年12月2日にニューヨークで録音されていますが、その年の春からガーナーのグループにはベース奏者のアーネスト・マカーティ,Jr.が新たに参加、1967年以来のメンバーであるドラマーのジミー・スミスと、66年からガーナーと共演を続けてきたコンガ奏者ホセ・マングアルを加えたクァルテットで活動を続けていました。
 『Gemini』をレコーディングした翌年には、この4人で来日を果たし、ガーナーも元気なプレイで日本のファンを魅了しましたが、残念なことにガーナーの来日は一度だけにとどまり、77年に亡くなってしまいました。というわけで、来日公演を聴いた方には懐かしさが募るアルバムですが、ガーナーはここで珍しくハープシコード演奏を披露しており、その点もこのアルバムの魅力の一つです。
 ハープシコードの撥弦の原理からいって、ガーナーの“ビハインド・ザ・ビート”奏法はさらにその特徴が強調されることになるので、「When A Gypsy Makes His Violin Cry」と「Tea For Two」におけるハープシコード・プレイは実に興味深く、忘れ難いものとなっています。
 このシリーズの恒例となっている追加未発表曲は、何と「Misty」! このメンバーによる「Misty」は、オリジナルにも負けぬ魅力にあふれた演奏で、このアルバムの価値をさらに高めています。
 なお、ベースのアーネスト・マカーティ,Jrは、この後間もなく演奏活動からは退き、ミュージカルなどのコンポーザーとしてまたグロリア・ゲイナーやオデッタのミュージカル・ディレクターとしても活躍しています。

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