ボヴァリー夫人の音楽

文学と音楽のつながりに強い関心を持つカドゥシュがフローベルの名作「ボヴァリー夫人」に挑戦

  • アーティスト:ダヴィッド・カドゥシュ
  • レーベル:MIRARE
  • 品番:MIR-532
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:72:34

TRACK LIST

ボヴァリー夫人の音楽

①ファニー・メンデルスゾーン:1年~5月「春の歌」
②ポリーヌ・ヴィアルド:セレナード
③ショパン:3つのノクターンOp.9
④ファニー・メンデルスゾーン:1年~9月「川辺で」
⑤ドリーブ(ドホナーニ編):コッペリアのワルツ
⑥ルイーズ・ファランク:ロシアの歌変奏曲
⑨ファニー・メンデルスゾーン:1年~6月「セレナード」
⑩リスト:「ルチア」の回想
⑪クララ・シューマン:ローベルト・シューマンの主題による変奏曲
⑫ファニー・メンデルスゾーン:1年~3月「アジタート」
⑬同:夜曲ト短調
⑭同:メロディ

ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
録音:2021年7月12-16日/ポワチエ公会堂

★フローベールの名作「ボヴァリー夫人」は1856年に発表、翌年出版され大ベストセラーとなりました。妄想癖のある田舎娘エマが、医師シャルルに見初められ結婚したものの退屈な夫と生活から不倫を繰り返し、加えて夫に無断で借金も重ね、最後は自ら命を絶つまでがリアリスティックなタッチで描かれます。
★文学と音楽の関係に関心の深いダヴィッド・カドゥシュは、エマ・ボヴァリーと音楽についてこのアルバムを編みました。とはいえ、ボヴァリー夫人を描いたミヨーのピアノ曲はあえて避け、また作品中に具体的な音楽があまり登場しないため、彼女が短い生涯で聴いたかもしれないであろう曲を妄想しています。
★中心はファニー・メンデルスゾーンの「1年」と題された組曲の抜萃。物語の季節と合わせ、エマ・ボヴァリーの心情を綴ります。また作者フローベールと親しかったポリーヌ・ヴィアルドの珍しいピアノ曲を選んでいるのも興味津々です。
★また作品中エマが夫とルーアンのオペラハウスで観るドニゼッティの「ランメルモールのルチア」はリストのパラフレーズで披露。最後は狂乱するルチアとエマの運命を重ねます。またクララ・シューマンが夫ローベルトの主題で書いた変奏曲もエマと浮気相手レオンとの交情を暗示させます。フランス文学に興味のある方々にオススメです。

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