エリーザベト・シュヴァルツコップが歌う
オペラ&オペレッタのSP録音集(1939 ?1950)
- アーティスト:エリーザベト・シュヴァルツコップ
- レーベル:OPUS 蔵
- 品番:OPK-2111
- ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
エリーザベト・シュヴァルツコップが歌う
オペラ&オペレッタのSP録音集(1939 ?1950)
・フンパーディンク:
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
第1幕 踊りの2重唱(録音:1947年9月27日)
第2幕 眠りの精の歌、夕べの祈りの2重唱(1947年9月26日)
グレーテル、眠りの精:シュヴァルツコップ、ヘンゼル:イルムガルト・ゼーフリート
ヨゼフ・クリップス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
・R. シュトラウス:
歌劇「ばらの騎士」第2幕 銀のばらの献呈の場(録音:1947年12月9日)
ゾフィ:シュヴァルツコップ、オクタヴィアン:ゼーフリート
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
・ビゼー:
歌劇「カルメン」第3幕 ミカエラのアリア(何を恐れることがありましょう)(録音:1950年10月19日)
・プッチーニ:
歌劇「トゥーランドット」第1幕 リュウのアリア(お聞きください、王子様)(録音:1950年10月18日)
歌劇「蝶々夫人」第2幕 蝶々さんのアリア(ある晴れた日に)(録音:1950年10月18日)
歌劇「ラ・ボエーム」第3幕 ミミの別れ(録音:1950年10月18日)
・ヴェルディ:
歌劇「椿姫」第3幕 ヴィオレッタのアリア (さようなら、過ぎ去った日々よ)(録音:1950年10月19日)
アルチェオ・ガリエラ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
・ヴェルディ:
歌劇「椿姫」第1幕 ヴィオレッタのアリア(ああ、そはかの人か…花より花へ)<英語版>
(録音:1948年4月12日)
ニコラス・ブレスウェイト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
・スッペ:喜歌劇「ボッカチオ」セレクション(録音:1939年9 月4日)
・J.シュトラウス:喜歌劇「ウィーン気質」セレクション(録音:1940年8月17日)
ルーペルト・グラヴィッチュ(テノール)
ヴァルター・ルッツェ(指揮)、ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
原盤:SP(英、独盤)
★「今回オーパス蔵から発売された《シュヴァルツコップ/オペラ&オペレッタ・アリア集:1939-1950》の収録曲目には、「ええっ?これがあのエリーザベト・シュヴァルツコップのレパートリーだっていうんですか?」と、びっくりするとか、驚かずにはいられないと思います。このCDのプログラムには、聴くからに愛らしく可憐な少女であるグレーテルに「眠りの精」をはじめ、ミカエラにリュウ、蝶々さんにミミといった悲しい運命につつまれたヒロインたち、それにこれもご存じ『椿姫』のヴィオレッタ。そして『ばらの騎士』のゾフィ…といった有名オペラの若い娘役のアリアとか2重唱がならんでいます。そして最後に1939-1950という録音年代が記されている。ということは、これらの歌は、シュヴァルツコップがまだ若くて、伯爵夫人とか元帥夫人の役には向かない時期の録音だったということになります。ここに聴くシュヴァルツコップ若き日の歌声は、あくまでも愛らしく、ひたすらチャーミングに訴えて、ときにはその歌の一音一語の中に、自らを律する思いの強さを感じさせるといった歌唱なのではないでしょうか。と同時に、若い初々しさの中にもキラリと輝くものを秘めている歌のひとふしであると思います。つまり、これらは、いわば「(歌の)女王以前のシュヴァルツコップ」を聴くアリア集なのです。」
(小林利之?ライナーノーツ)