メンデルスゾーン:真夏の夜の夢、シューベルト:交響曲第88(7)番 ロ短調「未完成」

シュトラウス・ファミリーの録音で有名な
クレメンス・クラウスが振るロマン派の作品
幽玄な「真夏の夜の夢」と切迫感の潜む「未完成」の演奏!

  • アーティスト:クレメンス・クラウス
  • レーベル:OPUS 蔵
  • 品番:OPK-7076
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:57:59
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

・メンデルスゾーン:真夏の夜の夢(抜粋)
(1.序曲/2スケルツォ/3まだら模様のお蛇さん/4.間奏曲/
5.夜想曲/6.結婚行進曲/7.道化師の踊り/8.終曲「ほのかな光」)
クレメンス・クラウス (指揮)、ウィーン交響楽団、
ダグマール・ヘルマン、イローナ・スタイングルーバー(ソプラノ)、ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1951年

・シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調 D.759「未完成」
クレメンス・クラウス(指揮)、バンベルク交響楽団
録音:1950年

使用原盤:VOX LP(メンデルスゾーン)、Amadeo LP(シューベルト)

★メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」の音楽は、米ヴォックス(VOX)原盤ですが、第2次大戦中の1943年にアメリカで創立されたVOX レーベルは、社長のジョージ・H・メンデルスゾーンが系図を遡ればドイツ・ロマン派の大作曲家フェリックス・メンデルスゾーンの遠縁にあたることもあって、クラウス自身、この録音を「ある日、メンデルスゾーンとおっしゃる方からのお電話です」と言われて「嬉しくなり、引き受けた仕事だった」とか。バンベルク交響楽団を指揮したシューベルトの交響曲第8(7)番ロ短調「未完成」(D.759)は、オーパス蔵から届いた資料によれば、1951年にバイエルン放送局から放送された録音によるアマデオ原盤のCD化というが、聴いてびっくり!この51年録音の「未完成」が、同じCDの前半に収録されていたメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」の指揮者と同じクラウスの録音だとは、まったく信じられぬほどの表現の凄絶さで、聴いている私の意識を揺さぶったのです。これがクラウスの「未完成」なのか、なにげなくはじまった感じの速めのテンポによる「未完成」の第1楽章、だが曲がすすんでいくあいだに、何処かいつもと違う厳しい切迫感が潜むのに気がつきました。これは戦時の生死の危機感を体験した者にしかできぬ音楽の表現だったのではないかと。(ライナーノートより小林利之)

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