ショロル- コミタスの音楽

アルメニア音楽の父コミタス生誕150 周年

  • アーティスト:マリアム・ハラチヤン
  • レーベル:Pro Musica
  • 品番:PPC-9080
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:61:17

TRACK LIST

『ショロル─ コミタスの音楽』

コミタス(1869–1935):
1. 子守歌
2-8. 7つの舞曲(ピアノのための)
  【 マヌシャキ、イェランギ、ウナビ、マラリ、シュシキ、ヘト・ウ・アラジ、ショロル】
9. 春
10. 我は燃えて
11. 空は曇りて
12. この夜、月明かりの夜 
13. アプリコットの木
14. 山々よ、冷やし給え
15. 歩め、歩め 
16. 家なき者
17. 鶴(Krunk)
18. レ、レ・ヤマン(Le, le Yaman) 
19.ムショ・ショロル(Msho Shoror)(ピアノのための)
20. 子守歌(Oror) 

ヴィーゲン・バラサニヤン(ドゥドゥク、ブルル)
マリアム・ハラチヤン(ピアノ)

録音:2018年10月2日–3日 キルデン舞台芸術センター(クリスチャンサン、ノルウェー)
制作:イングフリ・ブライエ・ニューフース
録音:アイリク・モルダール

★南コーカサスのアルメニアは紀元前から王国として栄え、その後、ローマ帝国、ペルシア帝国、オスマン帝国といった強大な国に翻弄される悲哀の歴史を経験しました。ロシア革命にともない、1920年、ソビエト連邦に組みこまれ、1991年、アルメニア共和国として独立しました。アルメニア音楽史でもっとも重要とされるコミタス(ソゴモン・ソゴモニャン)(1869–1935)は、オスマン帝国(現 トルコ)のキュタヒヤに生まれました。孤児だった彼は、連れられてアルメニアに行き、1881年から1893年までゲヴォルギアン神学校でアルメニアの宗教音楽を学び、在学中からアルメニアの民謡を収集、編曲することに興味を持ったと言われます。1894年、正教会の修道院を管轄する掌院に任じられ、この時「コミタス」の名を与えられました。アルメニアのピアニスト、マリアム・ハラチヤン とアルメニアのフォークミュージシャン、ヴィーゲン・バラサニヤンの共演したアルバム『ショロル』では、コミタスの音楽を「アルメニアの音楽とヨーロッパの古典様式の交差点」と解釈、彼のピアノ曲と器楽版による歌が演奏されます。バラサニヤンの演奏する「ドゥドゥク」はアプリコットの木で作られたダブルリードの木管楽器、「ブルル」はリコーダーに似た縦笛。アルメニアの伝統楽器の響きから民族の哀しみが聞こえます。コミタスの生誕150年に捧げるアルバムとして制作されました。

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