『変容 - ベートーヴェン・クラッゲルード」

ノルウェーの人気ヴァイオリニストの
ヘンニング・クラッゲルードによる
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト:V.A.
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1370
  • ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:69:01

TRACK LIST

『変容 - ベートーヴェン・クラッゲルード」

ベートーヴェン(1770–1827):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61 (カデンツァ:ヘンニング・クラッゲルード)
ヘンニング・クラッゲルード(1973–):マントラ-メタモルフォーゼン(2019)(2つのヴァイオリンのための)*
ベートーヴェン/ヘンニング・クラッゲルード編:弦楽四重奏曲第11番 へ短調 Op.95 《セリオーソ》

ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
ブリンヤル・リーエン・スクーレルード(ヴァイオリン)*
アークティック・フィルハーモニック
クリスチャン・クルクセン(指揮)
録音:2018年5月28日–31日 ストルメン・コンサートホール(ボードー、ノルウェー)
制作:ショーン・ルイス
録音:アルネ・アクセルベルグ

★ベートーヴェンの生誕250年の2020年。極北のプロオーケストラ、アークティック・フィルハーモニックが、アニバーサリー・イヤーを祝うトリビュート・アルバムをリリースします。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と『セリオーソ四重奏曲』、そして、クラッゲルードの《マントラ-メタモルフォーゼン》の3曲のプログラムです。
ヴァイオリン協奏曲は、ソリストのヘンニング・クラッゲルードが、少年のころ、オイストラフが1948年に録音したレコードで初めて聴き、たちまち虜になったという音楽です。クラッゲルードが師事したカミラ・ウィックスのレパートリーでもあり、彼にとってかけがえのない作品のひとつだと言います。オルフェウス室内管弦楽団のカーネギーホールのコンサートをはじめ世界各地で演奏。録音が待たれていました。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の「物語」をどう語るか。クラッゲルードは、手稿譜のファクシミリ版を携えてセッションに臨み、即興的な視点でスコアを研究していて発見したことを反映させ、オイストラフやクライスラーたちの過去の録音も心の片隅に置いて演奏を進めていきました。カデンツァは、彼が愛してやまないというピアノソナタや弦楽重奏曲といったベートーヴェンの他の作品の和声進行をインスピレーションにクラッゲルード自身が作曲しています。
《マントラ-メタモルフォーゼン》は、2019年にスヴァールバル諸島で行われたアークティック・フィルハーモニックのフェスティヴァルでリヒャルト・シュトラウスの《メタモルフォーゼン》のリハーサル中にクラッゲルードが作曲した小品です。ヴァイオリンのデュオ曲として書かれ、アークティック・フィルハーモニックの第1コンサートマスター、ブリンヤル・リーエン・スクーレルードがパートナーを務めました。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のうちもっとも簡潔な曲のひとつ《セリオーソ》は、クラッゲルードが演奏したことのあるマーラーの編曲版ではなく、現代の弦楽オーケストラに合わせて彼が編曲した版で演奏しています。
アークティック・フィルハーモニックは、ノルウェーの北極圏に2009年に設立されました。小編成のシンフォニエッタと室内管弦楽団からフル編成の交響楽団と、異なる大きさのアンサンブルで活動、「アークティック・オペラ」のピットにも入ります。2019年1月、カナダのヴィクトリア交響楽団の音楽監督、コペンハーゲン生まれのクリスチャン・クルクセン(1981–)が、クリスチャン・リンドベリの後任として首席指揮者に就任。ヘンニング・クラッゲルード(1973–)が、室内管弦楽団の音楽監督を務めています。

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