スクリャービン:交響曲第1番ホ長調Op.26「芸術讃歌」、法悦の詩(交響曲第4番)Op.54

すさまじい音響効果、
SACDで真価発揮・プレトニョフのスクリャービン

  • アーティスト:ミハイル・プレトニョフ(指揮)
  • レーベル:PENTATONE
  • 品番:PTC-5186514
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 収録時間:76:56

TRACK LIST

スクリャービン:
①交響曲第1番ホ長調Op.26「芸術讃歌」
②法悦の詩(交響曲第4番)Op.54

スヴェトラーナ・シーロヴァ(Sop)、ミハイル・グプスキー(Ten)、
モスクワ音楽院室内合唱団(合唱指揮:アレクサンドル・ソロヴィヨフ)①、ノルベルト・ゲムバチカ (Org)②、ミハイル・プレトニョフ(指揮)ロシア・ナショナル管弦楽団
[録音:2014年3月/DZZスタジオ5(モスクワ)]

★SACDハイブリッド盤。プレトニョフがスクリャービンの交響曲に挑戦しました。それも独唱と合唱を含むマーラーばりの第1番と、官能音楽の代表とされる「法悦の詩」ということで興味津々。
★スクリャービンの交響曲第1番は、1899年から1900年にかけて作曲された全6楽章55分の大作。独自の神秘主義思想にひたる以前の作で、ひたすら美しく、初期の鮮烈な抒情と初々しさにあふれています。編成が大がかりなため演奏・録音の機会は多くなく、貴重な新録音と申せましょう。合唱が高らかに芸術を謳いあげるコーダは圧巻。
★スクリャービン円熟期の「法悦の詩」は神秘和音を駆使して性愛を抽象化した変態音楽。しかしプレトニョフの冷静極まりない解釈で、むしろ宗教的で、マーラーの音楽との類似性を感じさせてくれるのが大発見。
★いずれの曲も大編成のオーケストラを駆使しながら、ピアノ型作曲家だったスクリャービンならではの書法が目立ちますが、そこは大ピアニストのプレトニョフ、複雑な綾を解きほぐしてくれます。
★録音は2014年3月にモスクワのスタジオで行われましたが、「法悦の詩」のオルガン・パートのみベルリンの聖ルドヴィヒ教会で収録され、ミキシングされているのも注目です。Pentatoneならではの高音質録音とSACDにより、大編成のオーケストラと合唱が驚くような効果、特にオルガンが地鳴りのようなうなりをあげていて、音響マニアだったスクリャービンの理想像となっています。

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