テレフンケン・レコーディングス 1933-1935

終戦直後の悲劇、銃弾に倒れたフルトヴェングラーの後継者
ボルヒャルトの貴重な録音集

  • アーティスト:レオ・ボルヒャルト、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • レーベル:TESTAMENT
  • 品番:SBT-1514
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

①ワーグナー:『ワルキューレ』より第3幕第3場「ヴォータンの告別」「魔の炎の音楽」
②スッペ:『怪盗団』序曲
③メンデルスゾーン:ピアノのための3つのファンタジー op.16
④ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ホ長調 G.275より第3 楽章 メヌエット
⑤ J. ハイドン:交響曲第88番 ト長調より第4楽章フィナーレ
⑥グリーグ:ペール・ギュント組曲第1番op.46より「朝」「オーセの死」「アニトラの踊り」/組曲第2番op.55より「ソルヴェイグの歌」
⑦ドリーブ:『コッペリア』第1幕第1場より「ワルツ」、「マズルカ」、『シルヴィア』第1幕第1番より「インテルメッツォ」、「遅いワルツ」
⑧チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「小序曲」「行進曲」「こんぺいとうの踊り」「トレパック」「アラビアの踊り」「中国の踊り」「葦笛の踊り」/「眠りの森の美女」よりワルツ

レオ・ボルヒャルト(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
①ハンス・ラインマル(バリトン)
録音:① 1933年11月20日、ベルリン ②1934年9月21日、ベルリン ③1934年9月21日、ベルリン ④1934年9月21日、ベルリン ⑤1934年10月1日、ベルリン ⑥1934年9月21日、ベルリン ⑦1934年11月14日、ベルリン ⑧「くるみ割り人形」1935年3月11日&1934年7月20日、「眠りの森の美女」1935年3月11日(MONO)

★レオ・ボルヒャルト(1899-1945) は1945年5月26日、戦後初のベルリン・フィルの演奏会をティタニア・パラストで指揮した人物。その演奏会ではナチスに禁止されていたメンデルスゾーンも演奏されました。フルトヴェングラーが亡命していたこともあり、1945年6月より、暫定的にベルリン・フィルの首席指揮者に就任しました。
★ボルヒャルトは1899年モスクワに生まれ、1920年ベルリンにシェルヘンに師事するためにやってきました。歌劇場の合唱指揮者やウンター・デン・リンデンでクレンペラーのアシスタントとして活躍しながら、放送オケを指揮。ベルリン・フィルにデビューしたのは1933年1月3日、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームスというプログラムでした。1934-37年にかけて、名曲コンサートでよくベルリン・フィルに登場していました。しかし1930年代半ばからは政治的な理由で海外でよく演奏しておりました。この録音は30年代前半の名曲コンサートの貴重な録音を集めたもの。当時のベルリン・フィル・サウンドと、歴史に翻弄されたボルヒャルトの名手ぶりを窺い知る上でも貴重な録音といえるでしょう。

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