The Origine of Adjustable Things

注目!フレッド・ハーシュも称賛するジョアンナ&テファー
~ジョニ・ミッチェルの遺伝子が受け継がれ変容?~
フォーキー&クラシカル ヴィジュアルを喚起するコンポジション

  • アーティスト:Joanna Wallfisch with Dan Tepfer
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1405
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Joanna Wallfisch with Dan Tepfer / The Origine of Adjustable Things
1.This is How You Make Me feel
2.Satin Grey
3.Satellite
4.Song to a Siren (Tim Buckley / Larry Beckett)
5.Creep (Radiohead -arranged by Dan Tepfer)
6.Time Doesn’t Play Fair
7.Anonymous Journeys
8.Brighton Beach
9.The Origin of Adjustable Things
10.Wild Is the Wind (Dimitri Tiomkin / Ned Washington)
11.Rational Thought (Joanna Wallfisch)
12.Never Let Me Go (Jay Livingston / Ray Evans)

メンバー:Joanna Wallfisch(vo), Dan Tepfer(p=Yamaha CFX Piano, Mellotron=M3, Wurlitzer=M 6 & 9, Pump organ=M8)

★注目のヴォーカル作品の登場!あのフレッド・ハーシュも称賛するイギリス生まれ、NYベースで活動する新星ヴォーカリスト、ジョアンナ・ウォルフィッシュと、リー・コニッツのピアニストとしても今注目を集めるダン・テファーによるデュエット作品。
★チェリストの父親、バロックのヴァイオリン奏者の母親、映画音楽の作曲家、オペラ歌手という2人の兄弟に囲まれ、音楽一家に育ったジョアンナの歌は世界観たっぷり。透明感溢れるヴォイスと、シルキーな風合い。ティム・バックリィの曲をフィーチュアするところなどは、ふと、ジョニ・ミッチェル辺りを彷彿とさせます。スウィートな中に憂いのような感情が交錯するノスタルジー、また、シンプルな中に、ヴィジュアル的なものを豊かに喚起させる、そんなところも、ジョニ・ミッチェルと通じるところとも感じます。
☆しかし、それらは、アメリカ的なものではなく、イギリス独特の陰影に富んだもの。また彼女のルーツによってか、クラシカルなテイストも色濃くミクスチャー。独自の個性を感じさせます。
★一方、テファーの演奏もあらためて注目です。表情に富んだヴォーカルの世界に寄り添い、絡まり、時に追いかけっこでもするように歌と戯れるピアノは、ニュアンスも実に豊か。創りだされた音楽世界は、静謐でありながら二人のものであって二人だけのものとは思えない豊かな音空間が描き出されます。
★時折、エンヤに代表されるケルティックな風合いなども感じさせるところも、日本人の琴線を揺らすものとなりそう。また原曲の狂おしさを底辺に据えながらフォーキーなテイストをまとわせ、テファーがアレンジして描いたレディオ・ヘッドの名曲も聴きもの!(ウーリッツァーやメロトロンを使わずあえてこの曲をアコースティックで演奏した所もテファーのセンスが光ります!)ラストはささやくように歌うスタンダード・ナンバー。フレッド・ハーシュが”a real discovery”といったアーティストのキャリアはまだまだ始
まったばかり。今後、目が離せそうにありません。

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