North

アコースティック・ピアノ・トリオの可能性の追究
”New Day”をトリオ名に据えたケヴィン・ヘイズの新機軸
バップ~メルドウとの共演曲, クラシック, ロック, フォーク
現代最注目-多彩に自在に描く一作品の物語

  • アーティスト:Kevin Hays New Day Trio
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1464
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Kevin Hays New Day Trio / North

1. Scrapple from the Apple
2. Elegia
3. Violetta
4. Schumann’s Chamisso
5. Sweet Caroline
6. Where did you Sleep
7. All the Things are
8. North

メンバー:KEVIN HAYS (Piano), ROB JOST (Bass, Ukulele), GREG JOSEPH (Drums)

★3年あまりのブランク期間を経てリリースしたスタジオ作品『New Day』をトリオ名にし、コンセプトをさらに明確に、サウンドを練りこんだケヴィン・ヘイズの注目最新作!!
★フォーマットは前作の核となった不動のメンバー3人で、楽器も基本、ピアノ、ベース、ドラムでのアコースティックのトリオ。編成はぐっとシンプルに固まりました。しかし、繰り広げる音の世界は深まり、トリオのサウンドは、ケヴィン・ヘイズのオリジナリティをベースにして、ジャズ、クラシック、ブルース、ソウル、フォーク、ロック・・・を自由に横断。表現の自由を得た3人の演奏はさらに多彩といえます。
☆たとえば、オープニングは、チャーリー・パーカーのバップのフォーメーションを核にした演奏。しかしリズムは、イントロでロカビリー的なベースソロをフィーチャーしたように、4ビートのスウィング感と2拍子的なアクセントを混ぜた変則キャッチー・スウィング。しかも巧みに部分転調したメロディを挿入したソロで斬新な展開を見せて行きます。かと思えば、2曲目は、ブラッド・メルドウの世界に潜入。メルドウとヘイズは、実際に『Modern Music』といった共演作品もリリースしていて、メルドウ自身、ケヴィンを尊敬するコメントも寄せており、双方向のリスペクトがありますが、ここでは作品にも収録したを両手奏法を駆使して耽美に、世界観たっぷりに演奏。オリジナリティの核に迫ります。かと思えば、3曲目は南アメリカのフォークロア、4曲目は、シューマンの歌曲を大胆に編曲しつつ、世界観を活かして演奏。一方、6-7曲目、9曲目もジャズ・スタンダードを題材にしつつ、斬新にアレンジを施し、かつメロディアスに仕立てて描き切り、タイトル曲やラスト曲では、美しいオリジナル・バラード演奏も聴かせてくれます。
☆しかもこれだけの要素を入れながら、一曲一曲がバラバラに独立せず、作品として一つのストーリーを描いているところが、このトリオの進化と深化を物語るところといえます。もっとも、これこそが、ケヴィン・ヘイズの実力であり、3年を越える充電期間と、55Barでのパーマネントな演奏の成果といえそうですが、アル・フォスターのような大巨匠、またジョナサン・クライスバーグのような新鋭まで、ミュージシャンから尊敬を集め、共演を望まれるのもうなずけます。
★曲の中に詩的なものを見出す-というコンセプトは前作からの共通テーマ。しかし今回は全てインストでそのコンンセプトを実現してきました。
★90年代にはブルーノートと契約し、クリス・ポッターのライヴ作品や、ジョシュア・レッドマンの初期作でも素晴らしい演奏を見せているヘイズ。あのフレッド・ハーシュも『Floating』の中でケヴィン・ヘイズに曲を捧げていることも思い出されるところ。ハーシュ曰く、”最も過小評価されているアーティストの一人”とのことながら、本作で新たな展開も見えそうな予感です。

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