I pledge allegiance to the flag – the white flag

シカゴ郊外出身のピアニスト、Stephanie Nillesによる音数少なくも説得力を持つミンガス・トリビュート作
ミンガスが64年に演奏したブレーメンのホールで録音

  • アーティスト:Stephanie Nilles
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1606
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Stephanie Nilles / I pledge allegiance to the flag – the white flag

1.Fables of Faubus - 13:11
2.East Coasting - 4:09
3.Oh Lord Don't Let Them Drop That Atomic Bomb On Me - 5:06
4.O.P. - 3:42
5.Goodbye Pork Pie Hat - 7:05
6.Free Cell Block F, 'Tis Nazi U.S.A - 5:56
7.Devil Woman - 6:43
8.Peggy's Blue Skylight - 5:31
9.Pithecanthropus Erectus - 9:21
10.Remember Rockefeller at Attica - 4:47
11.Alabama - 9:05

メンバー:
Stephanie Nilles (piano & vocals)

★シカゴ郊外出身のStephanie Nillesがチャーリー・ミンガスの楽曲をソロ・ピアノ(&ヴォーカル)で表現したユニークな作品。
★クラシック・ピアノとチェロを学び、兄弟の縁あってチャーリー・ミンガスの世界に出会ったという彼女。クリーブランドの音楽研究所で学んだのち、NYに移住。しかし、その時は依然としてクラシックの演奏が中心だったとのこと。しかし、ヴァイオリン奏者として、また教育者として活動するクリスチャン・ハウズによって、ジャズへの世界が開けていったといいます。
★ステファニーは、2007年にミンガスをレパートリーに加え、ニューオリンズに旅をしてミンガス音楽の信奉者と交流を持ち、2019年大転機を体験。ドイツでのソロ・コンサート・ツアーでミンガスの“OP”のチャールス・マクファーソンのソロをトランスクライブして演奏していたところ、ラジオ・ブレーメンのプロデューサーVolker Steppatの耳を引きつけ、録音を打診される幸運を獲得。2019年12月のこの録音は、なんと、ドルフィー、クリフォード・ジョーダン、ジョニー・コールズらをメンバーにしたミンガスのセクステットが演奏したホールでなされました。
★音数は決して多くなく、ある種淡々としたような響きでの演奏。しかし、説得力のある演奏。怒りのミンガスを象徴する“フォーバス知事の寓話”をオープニングに、ゴスペル的な響きも底辺にもった演奏は、本質的にブルージーで、ミンガスの世界と共鳴するようなスピリッツを感じさせます。“グッバイ・ポークパイ・ハット”、“直立猿人”“リメンバリング・ロックフェラー・アット・アッティカ”という名曲の演奏には物怖じのない強い女性を感じさせます。

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